エイベックス、18年3月期の営業益は21%増の69億円 音楽事業でライブ動員好調、ヒット作品創出 アニメはパッケージ不振で57%減益

エイベックス<7860>は、本日5月10日、2018年3月期の連結決算を発表し、売上高1633億円(前の期比1.1%増)、営業利益69億円(同21.1%増)、経常利益65億円(同46.9%増)、最終利益26億円(同22倍)と増収増益となった。同社では、アニメが不振だったものの、ライヴ動員数の増加と関連ビジネスが好調に推移したことや、音楽ソフト作品におけるヒットが生まれたことなどにより、増益を達成したとしている。

 


・音楽事業
売上高1291億円(同8.4%増)、営業利益63億円(同69.1%増)だった。ライヴ動員数の増加と関連ビジネスが好調に推移したことに加え、音楽ソフト作品におけるヒットが生まれたことなど全体として良好だったという。

・アニメ事業
売上高142億円(同17.7%減)、営業利益14億円(同57.6%減)と大幅な減益だった。映像ソフト作品の売上が減少した。

・デジタル事業
売上高227億円(同22.0%減)、営業利益17億円(前の期は9億円の赤字)だった。映像配信サービスの会員数が減少したことで売上が低下したが、売上原価が減少したことで黒字に転換した。

・海外事業
売上高20億円(同33.7%増)、営業利益14億円(前の期は2億円の赤字)だった。米国事業における先行投資が発生した。


 
■2019年3月期の見通し

続く2019年3月期は、営業利益70億円(前期比0.9%増)、最終利益26億5000万円(同1.9%増)を見込む。

 
エイベックス株式会社
https://avex.com/

会社情報

会社名
エイベックス株式会社
設立
1988年4月
代表者
代表取締役会長 松浦 勝人/代表取締役社長CEO 黒岩 克巳/代表取締役CFO 林 真司
決算期
3月
直近業績
売上高1215億6100万円、営業利益33億8500万円、経常利益40億5500万円、最終利益27億4200万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7860
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