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【ミクシィ決算説明会】4Qは『モンスト』売上増と広告宣伝費抑制で業績急回復 チケキャン閉鎖で赤字だった最終も黒字に 中期で新領域に1000億円投資

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ミクシィ<2121>は、5月10日、東京都内で2018年3月期の決算説明会を開催した。通期の連結決算は、売上高1890億円(前の期比8.7%減)、営業利益723億円(同18.7%減)、経常利益727億円(同17.8%減)、最終利益417億円(同30.2%減)と減収減益となった。売上高は予想未達だったものの、利益は計画を超過した。

また第4四半期(18年1~3月)の連結決算をみると業績は大きく好転した。売上高は前四半期比(QonQ)で27.2%増の536億5800万円、営業利益は同123.8%増の245億0100万円、経常利益は同121.1%増の245億1100万円と大幅な増益となった。チケットキャンプのサービス終了に伴う特別損失計上で前四半期は最終赤字に転落したが、この四半期では166億6200万円の黒字となった。

決算説明会に臨んだ次期社長に内定している木村 こうき氏(写真)は、「(通期の数字を見ると)減収減益となったが、『モンスターストライク』は今年で5年目を迎えるタイトル。高い水準を維持できているのでは」と振り返った。今期は減益となる見通しだが、150億円規模の投資を皮切りに、3~5年で1000億円の投資を行って新しい事業領域の開拓に注力していく方針だ。


 
■第4四半期振り返り エンタメ事業はQonQで売上増 ユーザー回帰キャンペーンが功を奏す
 
続いてセグメント別の売上高を見ていこう。第4四半期のエンターテイメント事業は、QonQで34.1%増の513億8800万円と大幅な売上増になった。『モンスターストライク』の売上増がメインだが、前四半期から実施した年末年始キャンペーンが奏功したことに加え、「ファイナルファンタジー」コラボ、「映画ドラえもん のび太の宝島」コラボ、2月の闘会議でのプロライセンス発行、3月の総額3億円の商品があたるイベントなど様々な施策を行ったことが奏功した。

その一方でメディア事業の売上高はQonQで41.4%減の22億6900万円と大幅に低下した。同事業の稼ぎ頭であった「チケットキャンプ」のサービス終了に伴い、売上が大きく低下した。
 
 

営業利益が大きく伸びた要因として、『モンスターストライク』の売上拡大によるところがもっとも大きいが、販管費を抑えたことも大きい。『モンスターストライク』4周年と年末年始キャンペーンなどで、前四半期(17年10~12月)においては広告宣伝費が大きく膨らんだが、この四半期は広告宣伝費を抑えた。
 

 
▲売上原価をみると、人件費が賞与支給で一時的に増加している。前四半期抑えていた外注費が増加した。


 
■新体制による経営方針は得意領域への資源集中 コミュニケーションサービスに命運をかける
 

次期社長の就任が内定している木村氏は、モンスターストライクプロジェクトを立ち上げた人物だ。またSNS『mixi』で展開したmixiアプリでは「サンシャイン牧場」を担当していた。そんな同氏が経営方針として掲げたのが「得意領域に資源を集中する」ことだ。また、そのための事業ドメインをコミュニケーションサービスとして設定している。

コミュニケーションサービスとはどういったものだろうか。その例として同社の利益の基盤とも言える『モンスターストライク』と、同社の交流サービスである『mixi』を挙げた。両サービスは一見大きく異るサービスであるが、友人知人間のバイラル効果によって大きくなったサービスだ。

バイラルを意識してコントロールすることは困難だが、同社には自信があり、成功してきたという自負があるという。今後はその成功体験を元に、『モンスターストライク』を中心にしたデジタルエンターテイメント、『みてね』などメディア、その他スポーツ、ウェルネス、ライブエクスペリエンスといったサービスに資源を集中していくという。
 
■モンスターストライクは多面展開で国民的なIP化を目指す
また説明会では『モンスターストライク』の派生ゲームの可能性や今後の展開に関して触れている。同社の稼ぎ頭である『モンスターストライク』だが、ゲーム以外の展開にも力を入れている。例えば先日発売した同タイトルのカードゲームは2ヶ月で300万枚を突破し、「スマートフォンを持っていない子供へのアピールができた」とした。また来期にはアニメの3rdシーズンや映画公開を行っていくという。
 
国内では好調な一方で、海外での展開は比較すると好調とは言い難い。その点については、木村氏はまずアジアを中心に展開を考えているという。実際に台湾、香港、マカオといった地域ではランキングの上位になることもあるという。そこを足がかりとして、メディアミックスをしていくことでアジア以外でも期待をしているとのこと。

また、実現するか定かではないと前置きしながらも、任天堂のハードウェアは台数を伸ばしており、スマホとゲーム専用機が連携するような遊びの展開もあり得ると今後の可能性を語った。


 
■まとめ
 
2019年3月期は、売上高1750億円(前期比7.5%減)、営業利益480億円(同33.7%減)、経常利益480億円(同34.0%減)、最終利益310億円(同25.8%減)を見込んでいる。
 


営業利益の予想の前提も説明した。まず、『モンスターストライク』の売上減の影響で65億円が減少し、「チケットキャンプ」閉鎖によって13億円の減少を見込む。また本社費用など固定費の増加で15億円減少し、新しい事業領域への投資として150億円を投じる。新しい事業領域への投資については、今後3〜5年に事業開発とM&Aで1000億円規模の投資を行う方針だ。
 


チケットキャンプでの失敗から経営体制の再構築を行ったのは再発防止だけではなく、今後の成長を行っていく上にあたっての加速装置でもある。またそのエンジンとなる人財の確保を行うために、新規事業では事業規模を時価総額のように判定して、利益を事業責任者に還元するような制度を設けていきたいという。

ただ同社は『モンスターストライク』以降はヒット作にも恵まれていない。『モンスラーストライク』が利益を上げてるうちに、新作タイトルと新規事業がどのタイミングで大きく売上に貢献できるかが、今後の成長の鍵になるだろう。大きな目標を定めた同社の成長は新任予定の木村社長の手腕にかかっており、今期はその最初の一歩となる。
 
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企業情報(株式会社ミクシィ)

会社名 株式会社ミクシィ
URL http://mixi.co.jp/
設立 1997年11月
代表者 森田仁基
決算期 3月
直近業績 売上高1890億円、営業利益723億円、経常利益727億円、最終利益417億円(2018年3月期)
上場区分 東証マザーズ
証券コード 2121

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