KeyHolder、18年3月期の最終は5.7倍の12億円 子会社アドアーズの株式売却で VR事業の大幅未達と先行投資で営業益は71%減に

KeyHolder<4712>は、5月11日、2018年3月期の連結決算を発表し、売上高195億2300万円(前の期比12.7%減)、営業利益2億2800万円(同71.3%減)、経常利益1億4200万円(同79.2%減)、最終利益12億0300万円(同471.8%増)だった。

 


最終利益が大きく増えたが、子会社のアドアーズ株式を売却したことにより、関係会社株式売却益として14億2300万円が発生したとのこと。アドアーズは2018年3月26日付で同社の連結から外れた。

また、売上高と営業利益が落ち込んだが、アドアーズの展開する既存ゲーム店舗の集客の伸び悩みに加え、VR機器の販売およびレンタルが当初の計画から大幅に乖離したため。VR関連の初期投資などの影響も重なった。

続く2019年3月期は、売上収益100億円、営業利益3億円、最終利益1億円を見込む。同社では、第1四半期より国際財務報告基準(IFRS)の任意適用を予定しているため、2013年3月期の連結業績予想はIFRSに基づき算出しているため、前年同期との比較は記載していない、としている。