マネーフォワード、セキュリティを最優先した仮想通貨交換所への参入を表明 登録手続きを開始、金融庁が審査中

個人向け家計簿アプリ「マネーフォワード」と法人向けの「MFクラウド」シリーズを展開するマネーフォワード<3994>は、5月23日、仮想通貨交換所に参入することを明らかにした。100%子会社として「マネーフォワードフィナンシャル株式会社」を設立し、セキュリティを重視した仮想通貨交換所を開設する。

同社では、すでに金融庁への仮想通貨交換業者登録のための手続きを開始しており、審査しているとのこと。セキュリティを最優先するものの、同時に、UI/UXと利便性にもこだわり、取引履歴や資産状況をわかりやすく表示するという。あわせて、今夏にもブロックチェーン・仮想通貨関連のニュースや国内外の交換所の価格比較などを発信するメディア運営も行う。

さらに時期は未定だが、ブロックチェーン・仮想通貨をハブとして、法定通貨や電子マネーなどあらゆる決済手段がつながる送金・決済プラットフォームの構築も視野に入れているという。ブロックチェーン・仮想通貨の実用化による金融サービスの利便性の向上、将来的にブロックチェーン技術を活用した革新的なサービスの開発を目指すという。