MCF、スマホゲームの収益認識基準に関するガイドライン作成に向けた検討を開始 非会員企業からも意見募集

モバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF)は、本日(5月29日)、スマートフォンゲーム等における収益認識に関する業界ガイドラインの作成に向けた検討を開始したことを明らかにした。

収益認識基準に関する状況について会計・税務部会において検討を続けてきたが、3月30日に、企業会計基準委員会(ASBJ)より公表された企業会計基準第29号「収益認識に関する会計基準」及び企業会計基準適用指針第30号「収益認識に関する会計基準の適用指針」(「収益認識基準」)を受けて対応を開始した。

スマートフォンゲームに特有な膨大なゲーム内アイテムなどに関連する収益認識に関して、主要なパターンに応じたガイドラインを作成することで、会員企業の過度な負担となることなく、より適正な会計処理ができることを目指しているという。

MCFでは、スマートフォンゲームは1兆円を超えるなど市場規模が大きく、会計処理の変更は市場や業界にも大きな影響を与えると考え、スマートフォンゲームのビジネスモデルと実態、会計処理に関して、ASBJに說明し、理解を求めるとともに、意見交換を行ってきたとのこと。

なお、検討を開始したガイドラインは、あくまで業界特有の会計処理で指針となるもので、監査法人や団体会員企業、業界企業の活動についてなんら制約を与えるものではないとした。また検討にあたって、会員企業以外にも企業会計に関する関係者と広く意見交換を行い、透明性の高い客観的で合理的なガイドラインの策定を目指す。
一般社団法人モバイル・コンテンツ・フォーラム(MCF)

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