gumi、Tokyo XR Startupsが第4期インキュベーションプログラムを開始…『アイドルコネクト』元プロデューサー宮脇元康氏のVTuber企業など6社

gumi<3903>は、連結子会社Tokyo XR Startupsが第4期インキュベーションプログラムを開始したことを発表した。

今期はエンターテイメントから健康といった様々な分野のスタートアップが参加しており、幅広い分野でのXR向けプロダクトやサービスの開発が期待されるという。また、話題のバーチャルYouTuberのスタートアップも複数社参加する。参加者はプログラム期間中、国内外の有識者からメンタリングを受け、サービスのプロトタイプ開発を行う。

なお、第4期の採択チームは以下の通り(五十音順)。

株式会社エドガ (代表 米本大河)
株式会社ジオクリエイツ (代表 本田司)
株式会社ファボ (代表 奥野翔太)
株式会社 Healthy VR (代表 酒井一徳)
ゆにクリエイト (会社設立準備中) (代表 望月陽光)
ユニゾンライブ株式会社 (代表 宮脇元康)

■VTuber企業が3 社:お笑い系、現役ライトノベル作家、アイドル育成ゲームプロデューサーが設立
全6社のうち、話題のバーチャルYouTuber事業を行っているのが株式会社ファボ、ゆにクリエイト(会社設立準備中)、ユニゾンライブ株式会社の3社だ。

株式会社ファボ(代表奥野翔太氏)は、「新時代のエンタメを創る。」をモットーに「YouTube版タートルトーク」を目指している。おもしろ系バーチャルYouTuberをプロデュースする「ワラシベ興業」を立ち上げ、キャラクターを制作中だ。2018年6月14日まで芸人やYouTuberんどのタレントを募集している。

ゆにクリエイト(会社設立準備中)の代表の望月陽光氏は、過去にHappyElementsのカカリアスタジオでプランナーとして勤務。ライター担当の草野淳氏は現役ライトノベル作家で、VRエンジニアの柴田佳祐氏は現役京大生だ。現在新キャラクターを企画中で、近日中に公開予定だという。

ユニゾンライブ株式会社の代表宮脇元康氏は、アイドル育成ゲーム『アイドルコネクト』のプロデューサー。第一弾プロダクトとして「アニメのように深い世界観のある音楽系バーチャルYouTuber」を開発中。キャラクターの強みを活かして、ライブイベント、アニメーション化、コミック化、音源配信など、XRとリアルを横断した世界規模のキャラクターIP展開を行う。

■企業向け研修開発、視線と脳波を使うVR建築ツール、現役東大生による予防医療
企業向けに「VRラーニング」のサービスを提供する株式会社エドガの代表米本大河は、過去にインドネシアで石炭資源のオンラインマッチングサービスを作った経験があり、そのときの成功と失敗を経営に活かし会社を率いている。各種センサー技術を用い、VR空間内で取得しうるデータを蓄積・分析し、研修の効果を数値化して提示することで他社との差別化を目指す。
株式会社ジオクリエイツはVRによる建築設計ツールの開発を得意とするチーム。代表の本田司氏はアイトラッキングについて大学院で研究。設計事務所の国内外の様々なインテリアや建築のデザイン業務に関わってきた実績から、設計者やエンドユーザーの目線に立ったサービスを展開します。 VRでユーザーの視線や脳波を測定・推定できるようにすることで、空間や感情を可視化し、空間デザインのプロトタイピングの合理化や、関係者間の円滑な合意形成を達成する。

予防医療に関心が高い現役東大生の酒井一徳氏が代表を務める株式会社Healthy VRは、Apple watchとARを用いて、最先端のヘルスケアのアプリを開発している。ダイエットや健康には運動と食事の計測が欠かせないが、いずれも簡単な入力の方法が今のところない。そこでApple watchとARを身につけるだけで運動と食事の記録が自動で行われ、全ての人が無意識的にダイエットや健康を達成できることを目指している。


TXSメインプログラムでは、各チームはTXSから500万円~1,000万円程度の出資を受けて、2018年6月から11月までの6ヵ月の間、VR/AR/MRプロダクトやサービスのプロトタイプ開発を行う。各チームはTXSインキュベーションセンターの無償利用に加え、開発機材レンタルやメンタリングなど様々なサポートを受けることが可能となるる。各チームはプロ トタイプ開発後、TXSが開催する DemoDay(2018年10月2日開催予定)にて、VCや投資家、事業会社などに向けて発表を行い、資金面や事業面での支援を得ることで更なる成長を目指す。


 
株式会社gumi
http://gu3.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社gumi
設立
2007年6月
代表者
川本 寛之
決算期
4月
直近業績
売上高160億0900万円、営業利益4億4700万円、経常損益1900万円の赤字、最終利益4億4500万円(2023年4月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3903
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