
ケイブ、18年5月期は減収・赤字幅縮小 大規模プロモーションの抑制など費用削減 『ゴ魔乙』は原点回帰でKPI改善、eSports展開を意識
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同社では、前の期(2017年5月期)に行った大規模プロモーション展開を抑制するなど広告宣伝費を減らす一方、版権コラボイベントを中心としたプロモーションを展開した、としている。売上高が減少したものの、コスト削減により収益性が改善したとのこと。新作『ロード・オブ・ダンジョン』が初動は良好だったが、その後、伸び悩んだことで営業
個別タイトルの動向は以下のとおり。
主力の『ゴシックは魔法乙女~さっさと契約しなさい~』の「美少女シューティング」への原点回帰を掲げ、特にシューティング要素の強化に注力してきたという。その結果、DAU(日次アクティブユーザー)の回復や課金率の増加など、既存ユーザーの呼び戻しによる一定の効果を確認できているそうだ。今後も「eスポーツ」を意識しつつ、シューティングゲームへの「原点回帰」を進める方針。また4月には『ゴシックは魔法乙女』の台湾版『發射吧!少女!』がガンホー・ガマニア社から台湾・香港・マカオでリリースした。
昨年11月にリリースした海外ゲーム輸入パブリッシングタイトル『ロード・オブ・ダンジョン』については、リリース直後には想定を上回る売上の伸びがあったが、海外で開発されたゲームであり、日本のユーザーに合わせた運営体制を取れなかったことからユーザーの流出を招き、その後、伸び悩んだという。『三極ジャスティス』のリリース遅延と合わせて営業赤字の一因になった、としている。現在は運営体制を見直し、日本向けに改良を行いつつプロモーションを強化し、再度の浮上を目指している。
このほか、今期に入ってリリースした新作ゲーム『三極ジャスティス』については、ユーザーの動向に注視しつつ改善を加えている最中とした。
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企業情報(株式会社ケイブ)
会社名 | 株式会社ケイブ |
---|---|
URL | http://www.cave.co.jp/ |
設立 | 1994年6月 |
代表者 | 高野 健一 |
決算期 | 5月 |
直近業績 | 売上高16億6400万円、営業損益4億5500万円の赤字、経常損益4億8500万円の赤字、当期純損益7億2800万円の赤字(2015年5月期) |
上場区分 | JASDAQ |
証券コード | 3760 |

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