Gzブレイン、2017年の中国ゲーム市場は世界最大級の3兆3596億円、16年間で350倍に成長 調査レポート『中国ゲーム産業史』を発刊



Gzブレインは、近年急速に拡大を続け注目を集めている、 中国ゲーム市場の歴史をまとめた調査レポート『中国ゲーム産業史』を発刊し、2017年の中国ゲーム市場規模について3兆3596億円と推計したことを明らかにした。

中国市場は、2001年には100億円に満たなかったが、年々拡大を続け、 わずか16年で3兆円を超える市場となった。2005年以降は、 ブラウザゲームやモバイルゲームといった新たなジャンルのゲームサービスが生まれ、 中国産IP(知的財産)が海外へ進出し始めたことから、 成長スピードが急激に加速。さらに、 デジタルコンテンツ産業の生産力を高める様々な政策の施行や、 拡大する中国市場へ注目した外資系企業の参入、家庭用据え置き型ゲーム機の販売解禁といった背景も重なり、 中国は世界最大とも言われるゲーム市場へと大きく成長した。 

 
※中国ゲーム市場は、 「中国遊戯産業報告」(CGPA/IDC[2002-2006]、 GPC/IDC[2007-2011]、 GPC/IDC/CNG[2012-2017])をもとに作成。 内訳は、 パッケージ(PCゲームソフト、 家庭用ゲームソフト)、 オンライン(ブラウザゲーム、 ソーシャルゲーム、 家庭用オンラインゲーム)、 モバイル(スマートフォン、 タブレット向けに提供されているゲーム)の合計。 
※1元=16.5円で換算


詳細なデータと分析については『中国ゲーム産業史』の掲載している。この書籍は、中国ゲーム市場研究の第一人者である立命館大学教授・中村彰憲氏が長年の現地取材をもとに 中国ゲーム市場の歴史を記した産業史。1990年代から現在までの変遷を年表にまとめ、 模倣品が溢れていた20世紀末の“混沌期”、 オンラインゲームの普及が始まった“形成期”、 オンラインゲームサービスの多様化が進んだ“発展期”、中国市場が本格的に立ち上がり、 外資系企業が参入を始めた“拡大期”、現在と中国ゲーム産業の時代背景を詳しく解説する。

なお、刊行記念キャンペーンとして、期間限定で、PDF版(CD-ROM)と書籍版のセットを、通常価格6万5000円から44%OFFの特別価格3万6000円+税で販売するとのこと。このほか8月8日に記念講演も行う予定だという。


 
『中国ゲーム産業史』 概要

書名:中国ゲーム産業史 テンセント・NetEaseなどの企業躍進の秘密
著者:中村彰憲(立命館大学映像学部 教授 ・学術博士、 日本デジタルゲーム学会[DiGRAJapan]会長)
発行・監修:株式会社Gzブレイン マーケティングセクション
発売日:2018年7月19日
価格:書籍版…4,600円+税/PDF版(CD-ROM)…4,300円+税
本書の紹介ページ: https://www.f-ism.net/report/chinaindustry.html 

<目次>
中国ゲーム産業史 年表
序章:中国ゲーム産業史で紐解くチャイニーズ・イノベーションの真実
第1章:世界最大のエンターテインメント大国―中国
第2章:中国ゲーム産業の混沌(~1997年)
第3章:中国ゲーム産業の形成(1998年~2004年)
第4章:中国ゲーム産業と中国政府の役割
第5章:中国ゲーム産業黎明期における日本企業の動態
第6章:中国ゲーム産業の発展(2005年~2009年)
第7章:中国文化産業振興政策の形成と発展
第8章:中国ゲーム産業の拡大(2010年~2014年)
第9章:中国ゲーム産業拡大期における日系企業の動態
第10章:中国ゲーム産業の現在、 そして未来(2015年~)
第11章:中国ゲーム産業進化論(おわりに変えて)
株式会社KADOKAWA
http://www.kadokawa.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社KADOKAWA
設立
1954年4月
代表者
代表執行役社長CEO 夏野 剛/代表執行役CHRO兼CLMO 山下 直久
決算期
3月
直近業績
売上高2554億2900万円、営業利益259億3100万円、経常利益266億6900万円、最終利益126億7900万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9468
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