【決算】ガンホー、第2四半期の営業益は37.1%減の122億円と大幅減 『パズドラ』の売上が減少 新作『妖怪ウォッチW』の寄与は第3四半期から

ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>は、本日(7月27日)、第2四半期累計(2018年1月~6月)の連結を発表し、売上高427億円(前年同期比13.1%減)、営業利益122億円(同37.1%減)、経常利益122億円(同36.8%減)、最終利益76億円(同36.8%減)だった。

大幅な減益となったが、同社では、主力ゲームである『パズル&ドラゴンズ(パズドラ)』の売上高が減少した、と說明している。

 


同社では、既存ゲームのMAU(月次アクティブユーザー数)の維持・拡大、「新規価値の創造」に向けたグローバル配信前提のゲーム開発及びパートナー・パブリッシング事業に注力してきた、としている。『パズドラ』は引き続き長期的に楽しんでもらうことを主眼に、新ダンジョンなどの追加やゲーム内容の改善、他社有名キャラクターとのコラボレーションなど、継続的にアップデート及びイベントを実施した。また5月には幕張メッセで「パズドラ」シリーズのeスポーツイベントを中心とした「ガンホーフェスティバル2018」を開催した。

新規タイトルについては、レベルファイブと共同開発したスマートフォン向け妖怪探索位置ゲーム『妖怪ウォッチ ワールド』の配信を開始し、2018年7月11日には100万ダウンロードを突破する好調な立ち上がりとなった。ただ、6月27日リリースのため、決算への寄与は限定的で、次の四半期からとなりそうだ。2018年7月よりテレビCMを開始すると共に位置情報を活用した異業種とのコラボレーションも行っている。

また、4月10日には、スマートフォン向け本格対戦型カードゲーム「クロノマギア」のサービスを、日本・アメリカ・カナダ・オーストラリアで同時に開始した。

6月にアメリカで開催された「E3 2018」では、新規タイトルとしてNintendo Switch向けゲーム「Ninjala」、スマートフォン向けゲーム「Call of Guardians」、Nintendo Switch及びスマートフォン向けゲーム「GALAK-Z」の3タイトルを発表。「GALAK-Z」についてはスマートフォン向けのサービスを北米・欧州で7月11日より開始し、Nintendo SwitchTM向けのサービスを北米・欧州で7月12日より開始した。

このほか、連結子会社のGRAVITYについては、アジア地域で展開しているスマートフォン向けゲーム「RagnarokM」が好調に推移しており、引き続きグループの業績に貢献しているとのこと。



【追記】
第2四半期(4-6月)の業績は、売上高が前四半期比5.0%増の208億円、営業利益が同10.7%減の57億円、経常利益が同4.9%減の59億円、最終利益が同12.4%減の35億円だった。

 
ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
http://www.gungho.co.jp/

会社情報

会社名
ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
設立
1998年7月
代表者
代表取締役社長CEO 森下 一喜
決算期
12月
直近業績
売上高1253億1500万円、営業利益278億8000万円、経常利益293億800万円、最終利益164億3300万円(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3765
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