【株式】ドリコムが急落、年初来安値を更新 第2四半期の赤字見通しと「enza」の収益化の遅れで失望売り

8月1日の東京株式市場では、ドリコム<3793>株式が急落し、年初来安値を更新した。11時11分現在、116円安の712円で取引されている。第1四半期の業績予想の下方修正を行った際、大きく株価を下げたが、さらに売り込まれた。バンダイナムコエンターテインメントの新作『デジモンリアライズ』の開発・運用を担当していることが判明するなどポジティブな材料があったものの、第2四半期の業績予想が引き続き赤字としたことや、「enza」の収益化が遅れる見通しとしたことが嫌気されたようだ。

同社は、7月31日、第1四半期の決算を発表するとともに、第2四半期(7~9月)の連結業績について、売上高が前四半期比で6.0%増の30億3600万円と増収となるものの、営業損益が1億3300万円の赤字と第1四半期に続いて赤字となる見通しとしたことが嫌気されたようだ。また、同日発表した決算説明会で、市場で注目を集めていた「enza」の収益化についても、当初の半年からさらに半年ほど遅れる見通しとした。


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株式会社ドリコム
http://www.drecom.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ドリコム
設立
2001年11月
代表者
代表取締役社長 内藤 裕紀
決算期
3月
直近業績
売上高108億円、営業利益22億8100万円、経常利益21億9200万円、最終利益11億5900万円(2023年3月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3793
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