日本ファルコム、3Qは売上高5%増、営業益34%増で着地 ライセンス部門が好調を持続 製品部門は「英雄伝説 閃の軌跡」シリーズ最新作を9月発売へ

日本ファルコム<3723>は、8月9日、2018年9月期の第3四半期累計(10~6月)の決算(非連結)を発表、売上高10億3000万円(前年同期比5.5%増)、営業利益4億8800万円(同34.9%増)、経常利益4億9100万円(同35.9%増)、最終利益3億6100万円(同35.2%増)となった。
 

①製品部門…売上高2億4700万円(前年同期比25.8%減)
PS4向けゲームソフト「英雄伝説 閃の軌跡Ⅲ」や「イースⅧ―Lacrimosa of DANA―(ラクリモサ・オブ・ダーナ)」を販売している。2018年3月には、PS4向けに「英雄伝説 閃の軌跡」シリーズ第一作「英雄伝説 閃の軌跡」に新機能を追加し大幅な改良を実施した、はじまりの物語「英雄伝説 閃の軌跡Ⅰ:改 -Thors Military Academy 1204-」を発売した。同年4月には、シリーズ第二作「英雄伝説 閃の軌跡Ⅱ:改 -The Erebonian Civil War-」を発売した。

そして、この「英雄伝説 閃の軌跡」シリーズ最新作「英雄伝説 閃の軌跡Ⅳ-THE END OF SAGA-」を2018年9月27日の発売に向けて鋭意制作中だ。

②ライセンス部門…売上高7億8300万円(同21.8%増)
PS4およびPC向けゲームソフト「東亰ザナドゥeX+(エクスプラス)」の英語版を2017年12月に、PS Vita向けゲームソフト「英雄伝説 空の軌跡SC Evolution」と「英雄伝説 空の軌跡the 3rd Evolution」の繁体字中国語版および韓国語版を、それぞれ同年12月と2018年3月に発売した。また、PCゲーム英語版ダウンロード販売では「ZWEI!!」と「英雄伝説 閃の軌跡Ⅱ」をそれぞれ2018年1月と2月に発売したほか、2018年2月より中国地域で同社の楽曲約5,000曲の配信を開始している。2018年4月には「イースⅧ―Lacrimosa of DANA―(ラクリモサ・オブ・ダーナ)」の日本語・英語・仏語版をPCゲーム向けに、同年6月には、Nintendo Switch向けに発売した。

その他、「英雄伝説 暁の軌跡」や『乖離性ミリオンアーサー』『クルセイダークエスト』『とある魔術の禁書目録 3DRPG』『幻想神域』などのゲームタイトルとのコラボレーション展開を進めた。

2018年8月には、PS4向けゲームソフト「英雄伝説 閃の軌跡Ⅰ:改 -Thors Military Academy 1204-」と「英雄伝説 閃の軌跡Ⅱ:改 -The Erebonian Civil War-」の繁体字中国語版および韓国語版を発売する予定だ。

なお、2018年9月期通期の予想については、従来予想から変更なく、売上高18億円(前期比12.5%減)、営業利益7億5000万円(同22.7%減)、経常利益7億5000円(同22.6%減)、当期純利益5億円(同22.2%減)の見込み。
 
日本ファルコム株式会社
http://www.falcom.co.jp/

会社情報

会社名
日本ファルコム株式会社
設立
1981年3月
代表者
代表取締役社長 近藤 季洋
決算期
9月
直近業績
売上高25億3300万円、営業利益14億6000万円、経常利益15億7300万円、最終利益10億2700万円(2022年9月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3723
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