Tencent、第2四半期は増収減益 コンテンツや広告収益伸長も広告宣伝費が圧迫 スマホゲームはPUBGヒットでDAU2桁増、1人あたり課金額が減少

Tencentは、昨日(8月15日)、第2四半期(4~6月)の連結決算を発表し、売上高が前年同期比30%増の736億7500万元(1兆1800億円)、営業利益が同3%減の218億0700万元(3493億円)、最終利益が同2%減の178億6700万元(2869億円)となった。

「VAS(付加価値サービス)」の売上高は、同14%増の420億元(6731億円)だった。PCとスマートフォンなどのオンラインゲームの売上高は同6%増の252億元(4039億円)にとどまった。他方、動画配信などのサービスが大きく伸び、ソーシャルネットワークの売上高は同30%増の168億元(2694億円)だった。また、インターネット広告については、同39%増の141億元(同2260億円)となった。利益面では広告宣伝費が73%伸びたほか、管理コストの増加が収益を圧迫した。

スマートフォンゲーム(SNS含む)の売上高は前年同期比で19%増の176億元(2820億円)と伸びた。DAUは前年同期比で2ケタの伸びを記録したものの、1人あたりの課金額が減少したという。ユーザーが『PUBG MOBILE』など"tactical tournament games"に時間を使うようになったとした。『PUBG MOBILE』については、7月には1400万人を超えるDAU(日本と韓国除く) 、2000万ドル(22億円)の売上を記録したそうだ。

なお、各種メディアのKPIは以下のとおり。

・「QQ」のMAUは同5.5%減の8億0320万人
・「QQ」のスマートデバイスからのMAUは同7.0%増の7億0860万人
・WeixinとWeChatのMAU合算値は同9.9%増の10億5770万人
・「Qzone」のMAUは同9.54%増の5億4830万人
・「Qzone」のスマートデバイスのMAUは同7.3%増の5億4270万人
・「VAS」の定額コンテンツの利用者は同30.3%増の1億5390万人
 
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