サイバーエージェント、自律神経のセルフコントロールをサポートするアプリ「CARTE」のiOS版を提供…順天堂大学との産学共同プロジェクトで誕生


サイバーエージェント<4751>は、順天堂大学との産学共同プロジェクトとして、自律神経のセルフコントロールをサポートするアプリ「CARTE(カルテ)by CyberAgent」(iOS向け)を8月21日より提供開始した。

「CARTE」は、自律神経を独自の指標で数値化し、日々の自律神経の状態を手軽に把握することで健康管理に役立てることができるアプリ。自律神経が整うことで、細胞の隅々まで良質な血液が流れ、病気を防いだり、心身の健康や美しさに繋がることから、自律神経研究の第一人者である順天堂大学医学部教授・小林弘幸氏の「自律神経を気軽に計測する文化を根付かせたい」という理念のもと、サイバーエージェントと順天堂大学の産学共同プロジェクトとして、小林教授の全面監修により本アプリは誕生した。

自律神経は、内臓器官と血液をコントロールしている神経で、体を緊張させる交感神経と体をゆるめる副交感神経の両方が高いレベルで安定していることが、心と体にとって最も良い状態であるといわれている。「CARTE」では、自律神経の活動量とバランスを掛け合わせた独自の指標を“インナーパワー”として数値化。スマートフォンのバックカメラに60秒間指を当てるだけで、ユーザーの脈拍から心拍変動解析に基づいた自律神経の状態を1~100の数値で算出する。さらに、同アプリにはインナーパワーの状態に合わせた小林教授オリジナルのエクササイズなど、自律神経向上のためのコンテンツも搭載されている。

また、このアプリの開発において、サイバーエージェントの研究開発組織である秋葉原ラボは、自律神経の活動量とバランスを掛け合わせた独自の指標“インナーパワー”を数値化した。数値化にあたり秋葉原ラボでは、自律神経や心拍数、体温などの生体情報が取得できる専用センサ「M-BIT」(開発・提供:株式会社人間と科学の研究所)で計測したデータとの相関分析による“自律神経解析エンジン“の検証を行った。さらに、同社での検証実験に基づき、信頼区間を用いた統計的な手法を取り入れることにより、これまで個別の数値でしか把握できなかった自律神経の活動量とバランスを総合的に評価することが可能になった。今後も、解析エンジンとアルゴリズムの改良を行い、測定時間の短縮化を図るとともに、ビッグデータを活用した機械学習を取り入れることで、測定時の心身のコンディションや前後の行動の記録、地域や天気によっての自律神経の状態などを総合的に分析できるようにし、さらにセルフコントロールや病気予防に寄与できるサービスを目指して機能拡充を行う予定だという。

「CARTE」では、多くの人々が自律神経の状態を把握し、セルフコントロールすることで心身ともに健康的な生活を送るサポートができるよう、今後も積極的なサービス開発を行っていく方針だ。



<順天堂大学医学部教授・小林 弘幸氏プロフィール>
1960年生まれ、埼玉県出身。順天堂大学医学部を卒業後、ロンドン大学付属英国王立病院・アイルランド国立小児病院外科にて研修。2003年より順天堂大学医学部小児外科学 助教授、2006年、順天堂大学医学部総合診療科・病院管理学研究室 教授就任。2010年より東京都医師会理事を務める。自律神経・便秘・アスリートへのトレーニング・コンディショニング指導など、研究活動は広範に及んでいる。


■「CARTE(カルテ)by CyberAgent」

 

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株式会社サイバーエージェント
http://www.cyberagent.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社サイバーエージェント
設立
1998年3月
代表者
代表取締役 藤田 晋
決算期
9月
直近業績
売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
4751
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