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【AppAnnie調査】上期の国内モバイルゲーム市場規模は7000億円と成長続く 中国勢台頭とバトルロワイヤル確立がトピックス 中国の規制強化でさらに増加も

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AppAnnieは、9月19日、2018年上半期における日本のモバイルゲーム市場を総括するレポートを公開した。上半期の消費支出は世界トップの7000億円と成長を続けているが、中国を中心とする海外パブリッシャーの台頭、バトルロワイヤルというカテゴリーの確立が大きなトピックスだったとした。


 
■未だ成長を続ける日本のモバイルゲーム市場
2018年上半期の消費支出は世界トップの7000億円超

昨今では、日本のモバイルゲーム市場は飽和状態と懸念される声もありますが、日本のモバイルゲーム市場の規模は未だに成長を続けており、2018年上半期の消費支出は7000億円以上で世界トップとなった。利用時間についても昨年下半期を超える成長率で増加している。
 


 
■海外勢の躍進でモバイルゲーム市場の構成に変化が!
国内パブリッシャーのアプリが市場の大部分を専有するものの、海外パブリッシャーのシェアが拡大

2018年上半期の収益ランキングを見ると、ランキング常連の長期ヒットタイトルが大部分を占める中、2017年上半期にはランクインしていなかった4タイトルが新たにランクインした。そのうち3タイトルは海外企業のものだった。新規のランクインにも関わらず8位にまで上りつめた荒野行動-Knives Outの爆発的なヒットとそれによる「バトルロワイヤル」というカテゴリの確立はこの上半期におけるホットトピックの一つだった。
 


かつては日本市場の大半は、日本現地のパブリッシャーによる売上で成り立っており、日本国内で継続的な成功をおさめる海外パブリッシャーはほんの一握りだった。しかし、先の収益ランキングからも見てとれるように、この傾向は徐々に変化してきている。2017年上半期に市場の84%を占めていた国内パブリッシャーの売上は、2018年上半期に78%まで低下した。
 


 
■日本市場を熟知した中国企業の成功のカギは?
2018年上半期は中国企業のゲームアプリの消費支出が急成長

特に日本でのシェアを伸ばしたのは中国のパブリッシャー。2017年上半期との比較で見ると、2018年上半期における日本国内の売上は30%以上増加した。日本国内での高収益を上げているアプリを見ると、先程の収益ランキングでもランクインをした荒野行動-Knives Outとアズールレーンに加えて、The King of Fighters' 98 Ultimate Matchのような日本発IPのタイトルも上位にランクイン。
 


中国企業発のアプリが日本市場を攻略し始めている要因として、AppAnnieは、中国国内に日本のコンテンツを好むユーザー層が一定規模存在しており、日本風のゲームを作る素地があるという点があると指摘した。もう一つは、日本市場を理解し、深いレベルでのローカライズや、マーケティングをしているという点があるという。
 


アズールレーンはもともと中国向けのゲームだったが、キャラクターのテイストは日本風で、声優も日本人が担当をしていた。中国国内で日本コンテンツを好む層をターゲットにした作品であった。パブリッシャーのYostar社はもともと日本風のこのタイトルに対して、コンテンツのカスタマイズなどにより、深いレベルでのローカライズを行い、日本展開を成功させている。

荒野行動-Knives OutをパブリッシングするNetEase社も日本風ゲームの開発や日本展開のノウハウを蓄積している。2017年にヒットした陰陽師ももともと中国向けのゲームだったが、クリエイティブは日本風だった。荒野行動-Knives Outについては、クリエイティブこそ日本風ではないが、マーケティングキャンペーンは日本の若年層を意識したYoutubeやTwitterなどを活用した。

3位のThe King of Fighters' 98 Ultimate Matchについても、日本のIPを中国向けに展開したものが、さらに日本向けにローカライズされて逆輸入される形で日本に進出している。日中間でのコンテンツの親和性の高さがあったからこそ実現されたとした。


 
■日本におけるモバイルゲームアプリ市場今後の展開

App Annieでは日本国内のゲームアプリ市場での消費支出は今後も成長を続け、2022年までに182.9億米ドルを上回ると予測している。さらに、中国国内ではモバイルゲーム規制の動きもあり、日本市場をターゲットとする中国企業はさらに増加する可能性があるという。このように日本風のゲームや日本市場について深く理解したディベロッパーやパブリッシャーが増加することで、海外勢には攻略困難と言われ続けた日本の市場構成は徐々に変化してくるとの見方を示した。


 

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