東京藝術大学大学院、ゲームコースを開設 スクエニから講師の派遣も…南カリフォルニア大との共通授業も実施

東京藝術大学は、10月30日、大学院映像研究科において、ゲームを中心とした制作・研究等を行う2年間のコース(ゲームコース)を新たに開設すると発表した。

ゲームを芸術の一分野として捉え、研究や作品制作を通して、ゲームの可能性や映像表現のフィールドを広げることに貢献することを目指しているという。ゲームコースは、アニメーション専攻およびメディア映像専攻の2年間のコースとして設置され、ゲームに関連する様々な講義や演習を行うほか、修了制作・研究として、学生自らがゲーム作品の制作・研究を行う。

映像研究科では「日米ゲームクリエイション共同プログラム — メディア革新時代の新しいアーティスト育成 —」が、文部科学省平成30年度「大学の世界展開力強化事業~米国等との大学間交流形成支援~」に選定となっている。それを受けて、今後このゲームコースでは、全米1位のゲーム教育の実績を持つ南カリフォルニア大学(USC)映画芸術学部インタラクティブメディア&ゲーム学科、メディアアート+プラクティス学科との共通授業や、USC教員による作品指導、学生のコラボレーション等を、5年間継続して行っていく予定とのこと。

また、世界的なゲーム企業であるスクウェア・エニックスを始めとするゲーム産業界とのコネクションをより強固にし、産業界からの講師派遣や、ゲーム分野にとどまらない他分野との共同研究など、産学協同を積極的に推進し、社会に貢献する人材の教育や研究を行っていく、としている。

■科目内容

・USCとの共同授業
・USC教員による作品指導
・USC学生とのコラボレーション
・スクウェア・エニックスを始めとするゲーム産業界からの講師派遣
・ゲーム分野にとどまらない他分野との共同研究

入 試: アニメーション専攻 or メディア映像専攻
指導教員: 桐山 孝司 教授(メディア映像専攻)
岡本 美津子 教授(アニメーション専攻)
牧 奈歩美 講師(アニメーション専攻)

2019年度の募集は、大学院像研究科アニメーション専攻およびメディア映像専攻の入試として1月〜2月にかけて実施する予定。現在、募集要項を配布している。

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募集要項