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【セミナー】『Fate/Grand Order』におけるプランナーの役割、魅力とは…現場のゲームデザイナー&シナリオスプリクターによる講演をレポート

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ディライトワークスは、11月2日、同社内にて、ゲームデザイナーのキャリアの相談やざっくばらんな情報交換や交流が行える「肉会(MEAT MEETUP) Vol.6 ゲームプランナー キャリア相談会」を開催した。
 
本イベントでは、『Fate/Grand Order』(以下、『FGO』)でリードゲームデザイナーを務める堀合将仁氏と、シナリオスクリプターを担当する馬淵未月氏が登壇。また、シニアゲームデザイナーの早坂貴志氏が進行を務め、ディライトワークスでのゲームデザイナーの仕事について、実例を交えながら紹介した。本稿では、イベント前半に行われたトークセッションについてのレポートをお届けする。
 
【登壇者】

▲『FGO』のリードゲームデザイナー・堀合将仁氏。2016年頭にディライトワークスに入社。『FGO』の機能追加や改修を担当し、最近では期間限定イベント「神秘の国のONILAND!! ~鬼の王とカムイの黄金~」のゲームデザインを手がけた。
 

▲『FGO』のシナリオスプリクター・馬淵未月氏。2017年9月にディライトワークスに入社。納品されたシナリオをもとにキャラクター動作の指定や、SEやBGMを付けるなど、アドベンチャーパートの構築に必要な業務を行っている。
 

▲シニアゲームザイナー・早坂貴志氏。コンシューマーゲーム、PCゲーム開発を経て2014年にディライトワークスに入社。
 

■現場担当者が語るFGO PROJECTにおけるプランナーの役割

 
プロジェクトマネージャー、ゲームプロデューサーなど、毎回テーマを設け特定の業種についてのキャリア相談会を実施しているディライトワークス。Vol.6ではゲームプランナーにフィーチャーし、『FGO』におけるゲームデザインとシナリオスプリクトにスポットを当てたトークセッションが行われた。
 
最初のテーマは「FGO PROJECTにおけるプランナーの役割」。まずはゲームデザイナー編として堀合氏が語った。「ゲームデザイナーの役割を簡単な言葉に置き換えると、"遊びのツアーガイド"だと考えています」と堀合氏。ライターやデザイナーが作り上げた世界観や人物などを含めた物語という名のツアーを案内するガイド役だと例えた。
 

 
リリースから約3年3カ月経過した『FGO』。メインストーリーは現在も進行中であり、期間限定のイベントなどではいくつもの新たなシナリオが公開され続けている。今もなお、多くのユーザーに遊んで頂けているのは、物語やキャラクターの魅力に加え、ゲームデザインも努力を重ねてきた結果なのではないかという。『FGO』のゲームデザインでは、「全く同じことをしない」という理念があり、今ある仕組みを活かしたイベントでも、常に新しい遊びや仕掛けを提案し続けてきたと語られた。
 
現在(2018年11月上旬)実施されているイベント「神秘の国のONILAND!! ~鬼の王とカムイの黄金~」(以下、オニランド)の話では、イベントの制作方法にも触れられた。FGO PROJECTでは、イベントを作る際、2通りのパターンがあるという。1つは完成されたシナリオをもとに遊び方を考えるパターン。もう1つは、遊び方を考えた上でシナリオを制作してもらうパターンだ。オニランドの場合は前者であり、シナリオが出来上がったあとでライター陣から「こういうことやりたい」という要望をもとにゲームデザインを提案していったという。
 

 
また、オニランドにおけるゲームデザインのポイントは「数話分割のアニメ仕立てのシナリオであること」「物を集めるイベントであること」とも語られた。シナリオでは黄金を集めることが目的となっており、それに合わせてゲームデザインも何かを集める仕様にしたとのこと。この2つが主軸として、ゲームの遊び方は考えられた。
 
「数話分割のアニメ仕立てのシナリオ」と一口に言っても、その見せ方は1つではない。今回はクエストの配信時間もネタの1つとして扱われており、通常『FGO』では夕方に最新話を配信することが多いが、今回はシナリオの内容に合わせて特別に"とある時間(午前8時30分)"にセットしたという。こちらに関しては詳しく説明するのは野暮なので割愛する。また、次回予告もアニメの次回予告のような作りにしており、これらの要素を組み合わせて"アニメらしさ"を演出したという。ゲーム的な部分では、前述通り"何かを集めるイベント"を念頭に、繰り返し遊ぶことでサーヴァント(キャラクター)が装備する“概念礼装”の攻撃力が上がっていくなど、サーヴァントを応援する気分でクエストを周回できるという新しい要素を用意。その他、様々な遊べる要素を実装した。
 
このようにシナリオとシステム両面からの新たな遊びを考え、オニランドができあがったという。1つのシナリオをもとに、それを最大限活かすためにはゲームとしてどうすべきか。様々な要素を組み合わせ、プレイヤーに1つの物語をより深くゲームとして体験していただく。このような部分が、堀合氏がゲームデザイナーは"遊びのツアーガイド"であると語った理由だった。
 

 
続いて、「FGOにおけるプランナーの役割」のシナリオスクリプター編として、馬淵氏は「スクリプターは"役者であり、演出家"」だと語った。シナリオスクリプターは、TYPE-MOON側が制作したシナリオを台本だと考え、登場人物をどういった動き・見せ方をすれば良いかを常に考えてベストを模索。それを実現するために必要なグラフィックやサウンドなどを組み上げていく。ただ作るだけでなく、たとえばBGMやSEを使用したときの間や空気感も考えるため、演出家の要素もあるという。
 
早坂氏は、メンバーの拡充を意欲的に行ったことで、最近では様々な部分でさらに細かな演出などの作り込みが可能になったと語られた。
 

■他社では経験しづらい大きな利点

 
続いてのテーマは「ディライトワークスでプランナーとして働く魅力」。
 
堀合氏は、「一言で表すなら、“チャンス”かなと思っています」とコメント。『FGO』という大きなプロジェクトを運営しているが、会社としてはまだ成長段階。業務フロー自体はある程度出来ているものの、環境は変化し続けている状態であるという。そのため、努力を重ねて結果を出していけば大きな仕事を掴める機会が多く、若い方にとっては経験を積んで成長する“チャンス”が溢れていると語った。業界10年以内の中堅の方に関しては、意欲があれば努力次第で入社して成果を世に出せる“チャンス”がある。また、長年業界で活躍されている方にとっても仕事を通じてTYPE-MOONと一緒に刺激的な仕事をする“チャンス”であると、様々な魅力を紹介した。
 

 
一方、馬淵氏は若手の視点で魅力を紹介。一般的に、シナリオライターは執筆後には作品に関してノータッチでいくことが多いとされる。しかし、『FGO』の場合はライターが毎回アドベンチャーパートの演出の確認や監修を行うという。自分たちが組んだアドベンチャーパートの演出に関して、ライターから「ここはもっとこうした方が良い」と直接意見を頂ける機会があることが、大変貴重であると話した。また、その意見をもとに修正・実現しようとしたとき、今自分が持っている知識やスキルが足りないと気付くことができので、自らを向上させるチャンスになるとも語った。
 
今回のまとめとして、早坂氏は「プランナーの仕事」に関して改めて振り返った。そして、プランナーにとって重要なことは"ゴールに到達すること"だとコメント。「プロジェクトとしてゴールを設定することは大切なこと。イベント1つ1つに対しても、プランナーは目標となるゴールを設定していくことが必要となる。そのゴールを達成するためにゲームデザインはこう組み上げよう、スプリクトの演出はこういう風に作ろうなどを考えて、実行していくのがプランナーだと思っています」と語り、イベントを締めた。
 

後半の交流会では、イベントの参加者と登壇者が一緒になり、懇親会形式で美味しい肉料理を食べながら、交流や情報交換が活発に行われた。
 


▲様々な種類のソーセージが山のように積まれ、見た目のインパクトに多くの人が写真撮影を行っていた。その他、多くの肉料理が用意され、参加者たちは思い思いに食事を楽しんだ。
 
なお、さらに深い話をするために、ディライトワークスは後日、業界が更に発展していくことを目指してゲーム開発者向けの技術勉強会を開催することを発表。詳細は下記の通り。現在、Peatixにてエントリーが開始されている。
 

イベント:DELiGHTWORKS Developers Conference Vol.1
開催日時:2018年12月19日(水) 20時~22時
テーマ:実践で使えるプランナーのテクニック
 

DELiGHTWORKS Developers Conference Vol.1

 
また、次回「肉会(MEAT MEETUP) Vol.7」の開催告知も行われた。詳細は下記の通り。
 

イベント:肉会(MEAT MEETUP) Vol.7 秘密の肉会 ~直良のアートディレクション編~
開催日時:2018年12月7日(金) 20時~
 

肉会(MEAT MEETUP) Vol.7


こちらもPeatixにて参加者募集が始まっているので、興味がある方は参加してみよう。

 
(取材・文 ライター:長戸勲)
 
 
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企業情報(ディライトワークス株式会社)

会社名 ディライトワークス株式会社
URL http://delightworks.jp/
設立 2014年1月
代表者 庄司顕仁
決算期
直近業績
上場区分
証券コード

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