ハピネット、第2四半期の営業益は9%増の19億円 安室奈美恵さん効果で増益確保 ゲームと玩具は減益に

ハピネット<7552>は、11月9日、第2四半期累計(4月~9月)を発表し、売上高1045億8000万円(前年同期比23.3%増)、営業利益19億2000万円(同9.0%増)、経常利益18億5100万円(同12.9%増)、最終利益11億0300万円(同5.7%増)だった。

同社では、映像音楽事業において音楽商材が好調に推移したことや、子会社の業務改善を行ったことなどで、売上高、利益面ともに前年同期を上回った、としている。
 


①玩具事業
バンダイの「仮面ライダージオウ」や「HUGっと!プリキュア」関連商品、BANDAI SPIRITSの「一番くじ」関連商品が堅調に推移し、売上高は前年同期とほぼ横ばいとなった。利益面は、オリジナル玩具の評価損失の計上などにより前年同期を下回った。この結果、売上高は317億3600万円 (同1.7%増)、セグメント利益8億0800万円 (同9.3%減)となった。


②映像音楽事業
安室奈美恵さんの「namie amuro Final Tour 2018 ~Finally~」が好調に推移したことや、星光堂の音楽映像パッケージの卸売事業を承継した子会社の業務改善により、売上高、利益面ともに前年同期を大幅に上回った。売上高は428億9600円(同126.6%増)、セグメント利益は7億5900万円(同143.8%増)となった。


③ビデオゲーム事業
「Nintendo Switch」のハード及びソフトは引き続き堅調に推移しているものの、前年同期に比べて大きなヒット商品に恵まれなかったことなどにより、売上高、利益面ともに低調に推移した。売上高は201億1100万円(同19.1%減)、セグメント利益は2億1200万円(同47.2%減)となった。


④アミューズメント事業
カードゲーム商材等は低調に推移したものの、イベント販売や新規ロケーションの開拓を行ったことなどによりカプセル玩具は堅調に推移し、売上高、利益面ともに前年同期と横ばいとなった。売上高は98億3600万円 (同0.0%増) 、セグメント利益は7億6200万円 (同0.2%増)となった。


 
■2019年3月通期の見通し

続く2019年3月通期は、売上高2300億円(前期比16.4%増)、営業利益50億円(同4.0%増)、経常利益48億円(同2.1%増)、最終利益32億円(同20.6%減)を見込む。
 
株式会社ハピネット
https://www.happinet.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ハピネット
設立
1969年6月
代表者
代表取締役会長兼最高経営責任者 苗手 一彦/代表取締役社長兼最高執行責任者 榎本 誠一
決算期
3月
直近業績
売上高2824億4100万円、営業利益55億7500万円、経常利益58億5300万円、最終利益35億5400万円(2022年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7552
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