東映アニメ、中国向けアプリ展開は順調に進ちょく 『龙珠Z 覚醒』と『龙珠 最強之戦』年内配信 来年以降『スラムダンク』と『Dr.スランプアラレちゃん』

東映アニメーション<4816>の中国向けのゲームアプリの展開が順調に進捗している模様だ。人気作品『ONE PIECE』が題材の『航海王燃焼意志』が9月にリリースされ、人気を集めているほか、直近では『デジモン』題材の新作ゲーム『数码宝贝:相遇』が11月にリリースされた。

同社のゲームアプリのビジネスについては、自社でゲームアプリを開発・配信するのではなく、国内外のゲームアプリ開発会社とゲーム化権のライセンス供与を行い、ロイヤリティなどの売上を計上することが多い。現在、アニメの映像配信権の販売と並んで大きな収益源となっている。

第2四半期の決算資料によると、『ドラゴンボール』が題材の『龙珠Z 覚醒』と『龙珠 最強之戦』を年内にリリースする予定。第4四半期(2019年1~3月)以降は、リリース時期は未定だが、人気作品『スラムダンク』と『Dr.スランプアラレちゃん』のゲームアプリも控えている。
 


同社は今後、東南アジアの市場に注目しているという。経済成長とスマートフォンの普及により市場が成長しており、同社の得意とするキャラクタービジネスも徐々に育ちつつあるとのこと。中長期的に同社の手がけるゲームアプリ化権や映像配信権の販売が収益に寄与してくることになりそうだ。
 


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東映アニメーション株式会社
http://corp.toei-anim.co.jp/

会社情報

会社名
東映アニメーション株式会社
設立
1948年1月
代表者
代表取締役会長 森下 孝三/代表取締役社長 高木 勝裕
決算期
3月
直近業績
売上高874億5700万円、営業利益286億6900万円、経常利益297億9100万円、最終利益209億円(2023年3月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4816
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