enish、バークレイズを割当先として新株予約権 潜在株数は発行総数の20%に当たる180万株 総額9.74億円を調達する見通し 新作開発費・マーケティング費に充当

enish<3667>は、12月14日、バークレイズ・バンクを割当予定先として、第三者割当の方法により行使価額修正条項付第12回新株予約権を発行すると発表した。そして、金融商品取引法による届出の効力発生後に、コミットメント条項付き第三者割当契約を締結することも明らかにした。

バークレイズ・バンクには新株予約権1万8000個を割り当てる。発行価額は1個あたり580円で、払込総額は1044万円となる。新株予約権の行使は、1個あたり100株を割り当てる予定で、潜在株式数は180万株となる。発行済株式総数900万株の20.0%に相当する。当初行使価額は541円で、enishの調達概算額は9億7400万円となる見通し。

コミットメント条項とは、バークレイズ・バンクが来年1がつ8日以降、原則として120日以内に保有する新株予約権のうち、1万2000個を行使することを約束する契約だという。これにより、新株予約の行使により、短期間での資金調達の実現性を高めることが可能になる、としている。

また調達を予定している資金については、2019年12月期にリリース予定のネイティブアプリ2タイトルに係る開発費用及びリリース後の運営費用に5億円、残りを2020年12月期以降にリリース予定のネイティブアプリ1タイトルに係る開発と新規IPの取得に関する費用として充当する予定だ。
 


なお、第10回新株予約権で調達した資金使途を変更する方針も明かした。『欅のキセキ』のマーケティング費用を4億円から2億円に引き下げるほか、当初予定になかった2019年12月期以降のリリース予定タイトルへのマーケティング費用および開発費などに充当する。調達額が予定を下回ったことも響いた。
 
株式会社enish
http://www.enish.jp/

会社情報

会社名
株式会社enish
設立
2009年2月
代表者
代表取締役社長 安徳 孝平
決算期
12月
直近業績
売上高35億800万円、営業損益12億600万円の赤字、経常損益12億6500万円の赤字、最終損益13億7400万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3667
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