メルカリ<4385>は、12月18日、英国子会社のMercari EuropeとMerpayを解散し清算すると発表した。2020年6月期までをめどに各子会社での解散を決議し、現地当局に申請その他法的手続きを完了させる予定。Mercari Europeは、グループが保有するノウハウの移管を推し進め、CtoC マーケットプレイス「Mercari」の拡大に取り組んできたが、期待する水準の事業の確立には至らなかった、と説明している。Mercari Europeは、2018年6月期においては、売上高が3000ポンド（42万円）にとどまる一方、営業損失が730万8000ポンド（10億3900万円）を計上するなど不振だった。
Mercari Europe
Merpay
なお、拠点閉鎖に伴う諸費用など、概算で2億円前後の費用が 2019年6月期または、2020年6月期の連結決算で発生する見込み。
他方、これまで、Mercari Europeに係る関係会社株式評価損を合計13億5000万円認識し、Merpayに係る関係会社株式評価損を合計9000万円を計上してきた。これら損失は、2019年6月期以降に税務上認容され、同社の連結と単体の法人税等の金額が軽減される見通し。
