2019年 年頭所感(アカマイ)

謹んで初春のお慶びを申し上げます。

皆様にとって2019年が実り多い1年となりますように心よりお祈り申し上げます。

2018年Akamai Technologies, Inc.は新たな価値創造、および更なる価値提供という観点で大きく飛躍した年となりました。


▼新たな価値創造
三菱 UFJ フィナンシャル・グループ様とのアライアンスに係る新型ブロックチェーンベースのペイメントネットワークは、従来サービスが15件/秒程度の処理性能であるのに対し、「決済処理速度2 秒以下、世界最速の取引処理性能である100 万件/秒超の取引」を可能とします。このアライアンスによって、これまで導入や決済にかかるコストが高いことから普及が進んでいない新たな課金形態や決済手段が実現します。


▼更なる価値提供
深刻な社会問題になっている、チケットの買い占め、転売の問題に悩まされていたイープラス様は、アカマイのボット管理ソリューションを導入したことで、アクセスの9割を占めていた悪質なボットを撃退することができました。このニュースは、テレビや新聞、オンラインニュースなど数多くのメディアに取り上げられました。

悪質なボットによる被害は、金融や観光、航空、Eコマースなど、オンラインサービスが本業に大きなインパクトを与える業界を中心に、様々な形で顕在化しています。今後も注目されるスポーツイベント等が開催される日本においては特に優先して取り組むべき課題であり、より一層のボット対策が求められると確信しています。

2019年も引き続き、アカマイのエッジプラットフォームを介して、さらに高品質でセキュアなユーザー体験を提供してまいります。


▼メディアデリバリー
動画配信の分野では、17チャンネルで2018年12月1日から始まった4K・8K放送や、インターネット同時配信によってデータ量の急激な増加が予測されます。

視聴スタイルもモバイルへとますますシフトしていくことでしょう。アカマイは、これまで注目を集める複数のイベントの配信を通して、お客様からの信頼をいただいております。

今後もより多くのユーザーがインターネットを通じて、リアルタイムかつ高画質で感動を共有できるようサポートしてまいります。