【決算カレンダー】ゲーム株の10~12月決算発表が今週末よりスタート アカツキは『ロマサガ』の寄与に注目 任天堂のクリスマス商戦の行方は?

2018年10~12月決算の発表が徐々に出始めてきているが、ゲーム株の決算発表も今週末25日からスタートする。今回の決算シーズンでも先頭を切って発表するのは、ベクター<2656>とモバイルファクトリー<3912>の2社で、発表が最も集中している山場は2月7日、14日となっている。

今回の記事では、まずは今回の発表シーズンの序盤となる1月中に決算発表を予定している銘柄を取り上げる。今回の決算シーズンは、12月決算銘柄が本決算発表ということになるが、この1月中では前述のモバイルファクトリーとLINE<3938>が本決算の発表を予定している。

なお、1月中で最も発表が集中しているのは1月31日で、この日はドリコム<3793>、アカツキ<3932>、LINE、マーベラス<7844>、任天堂<7974>、コナミHD<9766>といったところが発表を予定している。

なお、Social Game Infoでは、この決算発表シーズンも決算記事を随時更新していくほか、決算説明会のレポートも引き続き、リソースの許す限り行っていく方針だ。
 

【注目銘柄①】アカツキ<3932>


11月2日に発表した2019年3月期の第2四半期決算は、バンダイナムコエンターテインメントとの協業タイトル『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』の国内外における好調もあって大幅な増収増益を達成した。この『ドッカンバトル』勢いが果たして第3四半期はどのくらい継続しているのかに加え、12月6日に配信を開始したスクウェア・エニックスとの協業タイトル『ロマンシング サガ リ・ユニバース』がどのくらいの収益インパクトを同社に与えるのかも大いに関心が募る。

 

【注目銘柄②】任天堂<7974>


Nintendo Switchをけん引役とした業績の伸長が続いているが、クリスマスシーズンを含む今回の第3四半期でその業績がどのような進捗を見せているのか気になるところ。なお、スマートデバイス向けでは、『ドラガリアロスト』が四半期ベースでフル寄与となり、どのくらいの実績を上げているのかや、今期中にリリース予定としている『Mario Kart Tour(マリオカート ツアー)』の開発状況も注目される。

 
発表予定日 コード 会社名 決算期末 種別
1月25日 2656 ベクター 3月 3Q
1月25日 3912 モバイルファクトリー 12月 本決算
1月28日 3635 コーエーテクモHD 3月 3Q
1月28日 4816 東映アニメーション 3月 3Q
1月29日 9478 SEHD&インキュベーションズ 3月 3Q
1月30日 4751 サイバーエージェント 9月 1Q
1月30日 9438 エムティーアイ 9月 1Q
1月31日 2497 ユナイテッド 3月 3Q
1月31日 3793 ドリコム 3月 3Q
1月31日 3932 アカツキ 3月 3Q
1月31日 3938 LINE 12月 本決算
1月31日 4348 インフォコム 3月 3Q
1月31日 4644 イマジニア 3月 3Q
1月31日 7844 マーベラス 3月 3Q
1月31日 7974 任天堂 3月 3Q
1月31日 9433 KDDI 3月 3Q
1月31日 9766 コナミHD 3月 3Q
株式会社アカツキ
http://aktsk.jp/

会社情報

会社名
株式会社アカツキ
設立
2010年6月
代表者
代表取締役CEO 香田 哲朗
決算期
3月
直近業績
売上高243億3600万円、営業利益57億円、経常利益52億700万円、最終利益13億4200万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3932
企業データを見る
任天堂株式会社
http://www.nintendo.co.jp/

会社情報

会社名
任天堂株式会社
設立
1947年11月
代表者
代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
決算期
3月
直近業績
売上高1兆6016億円、営業利益5043億円、経常利益6010億円、最終利益4327億円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7974
企業データを見る