カプコン、第3四半期の営業益は92%増の134億円と過去最高更新! 『モンスターハンター:ワールド』は単一作品として初の1000万本突破!

カプコン<9697>は、本日(2月4日)、第3四半期累計(4月~12月)を発表し、売上高612億円(前年同期比28.3%増)、営業利益134億円(同92.0%増)、経常利益135億円(同90.7%増)、最終利益91億円(同106.8%増)と大幅増益を達成した。第3四半期決算としては過去最高の営業利益を記録した。

 


『モンスターハンター:ワールド』が単一タイトルとして初となる1000万本を突破し、引き続き業績向上のけん引役を果たした、としている。また、『ストリートファイター 30th アニバーサリーコレクション インターナショナル』や『ロックマン11 運命の歯車!!』が順調に推移したことに加え、利益率が高いリピートタイトルが堅調に販売を伸長した。


(1) デジタルコンテンツ事業
売上高478億円(同55.2%増)、営業利益152億円(同144.3%増)だった。『モンスターハンター:ワールド』がユーザー層の拡大により人気が持続したほか、パソコン向けスチーム版も好調に推移したことにより利益を押し上げるとともに、同じく海外向けに投入した『モンスターハンターダブルクロス Nintendo Switch Ver.』が安定した人気に支えられ順調に伸長するなど、モンスターハンターシリーズが業績向上のけん引役を果した。

また、『ロックマン11 運命の歯車!!』と提携タイトル『レッド・デッド・リデンプション2』が底堅い売行きを示すとともに、昨年末に発売した『鬼武者』も堅調な出足となった。

加えて、『ストリートファイター30th アニバーサリーコレクション インターナショナル』が健闘したほか、『ロックマンX アニバーサリーコレクション』、『ロックマンX アニバーサリーコレクション2』および『ロックマンX アニバーサリーコレクション1+2』も固定ファンや根強いブランド力により順調に推移いたしました。さらに、利益率が高いリピートタイトルが堅調に販売を伸ばした。


(2)アミューズメント施設事業
売上高は80億円(同5.9%増)、営業利益8億円(同6.5%増)だった。2店舗をオープンするとともに、1店舗を閉鎖しましたので、施設数は37店舗となった。身近な娯楽施設として多様な顧客に対応したゲーム機の設置やサービスデーの実施、各種イベントの開催等によりリピーターや中高年齢者、女性、親子連れに加え、訪日外国人など幅広い客層の取り込みに努めた。また、新機軸として昨年11月からスマートフォンやパソコンの遠隔操作によるオンラインクレーンゲーム「カプコンネットキャッチャー カプとれ」を開始した。 


(3) アミューズメント機器事業
売上高は32億円(同58.1%減)、営業損益6億円の赤字(前年同期は21億円の黒字)だった。パチスロ機部門は、市場縮小基調のもと『バイオハザード イントゥザパニック』や『ストリートファイターV』等を発売したものの、消費マインドの低下やホールオペレーターの投資抑制などにより、伸び悩んだ。また、業務用機器部門も商材不足により終始苦戦を強いられるなど、同事業は全体として軟調に推移した。


 
■2019年3月通期の見通し

続く2019年3月通期は、売上高960億円(前期比1.6%増)、営業利益170億円(同6.0%増)、経常利益165億円(同8.2%増)、最終利益120億円(同9.7%増)を見込む。

 
株式会社カプコン
http://www.capcom.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社カプコン
設立
1983年6月
代表者
代表取締役会長 最高経営責任者(CEO) 辻本 憲三/代表取締役社長 最高執行責任者(COO) 辻本 春弘/代表取締役 副社長執行役員 兼 最高人事責任者(CHO) 宮崎 智史
決算期
3月
直近業績
売上高1259億3000万円、営業利益508億1200万円、経常利益513億6900万円、最終利益367億3700万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9697
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