【グリー決算説明会1】田中社長「自社IPを育て利益率を高める」 『消滅都市』は2020年度までの展望も明らかに


グリー<3632>の田中良和社長(写真)は、本日(2月4日)開催の第2四半期の決算説明会の場で、自社のオリジナルIPタイトルを長期的に育てていくとの考えを示した。具体的には、『アナザーエデン』や『消滅都市』といったタイトルを挙げた。

とりわけ『消滅都市』については、5年間に渡り長期運営を行っているが、昨年の11月に『消滅都市0.』の提供を開始、今年4月にはTVアニメの放送や新作『消滅都市 – AFTERLOST』配信を予定しており、引き続きIPとしての認知を拡大していくという。また、さらにはそこで育てた状況のまま2020年度の「新・消滅都市プロジェクト」に繋げたいとのこと。

昨今、スマートフォンゲーム市場ではアニメやコンシューマーゲームなど「IP」を題材にしたタイトルに注力する会社が増えているが、田中社長は「自社オリジナルIPを大きく育て利益率を高めることを1つの大きな柱にしたい」とその狙いを説明した。他社IPに比べて、版権使用料や権利元の監修プロセスなどがないため、ヒットすれば高い利益率につながる。
 

 
グリー株式会社
http://www.gree.co.jp/

会社情報

会社名
グリー株式会社
設立
2004年12月
代表者
代表取締役会長兼社長 田中 良和
決算期
6月
直近業績
売上高754億4000万円、営業利益124億9800万円、経常利益130億8600万円、最終利益92億7800万円(2023年6月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3632
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