ユークス、19年1月期は売上高15%増、最終黒字転換を果たす 受託ソフトの主力シリーズの最新作「WWE 2K19」が10月発売 ARで着実に実績も

ユークス<4334>は、3月8日、2019年1月期の連結決算を発表、売上高38億7800万円(前々期比15.7%増)、営業利益2億7200万円(同4.7倍)、経常利益3億5100万円(前々期2900万円の赤字)、最終利益2億1900万円(同2500万円の赤字)と最終黒字転換を達成した。
 

受託ソフトでは、主力シリーズの最新作「WWE 2K19」(Xbox One、PS4用)が2018年10月より海外にて発売された。加えて、3Dアクションシ ューティングゲーム「EARTH DEFENSE FORCE: IRON RAIN」(プレイステーション4用)がディースリー・パブリッシャーより2019年4月に世界同時発売を予定している。パチンコ・パチスロ分野は、3タイトルの画像開発プロジェクトが終了した。

自社コンテンツの「AR performers」では、AR(Augmented Reality=拡張現実)による最新技術を駆使した本格ライブ「KICK A'LIVE」「KICK A'LIVE2」およびディレクターズカット版の上映会「REWIND3」「REWIND4」の4つのイベントを開催した。今後は2019年4月にDMM VRシアターで「REWIND5」の開催を予定している。CD販売では、ミニアルバム「KICK A'LIVE」が2018年12月にエイベックストラックスより発売された。また、秋元康氏が総合プロデュースするデジタル声優アイドルグループ「22/7(ナナブンノニジュウニ)」の 「22/7 計算中」および「バーチャルYouTuber 藤間桜(22/7公式) チャンネル」において、同社の開発したARライブシステム「ALiS Zero(アリスゼロ)」の技術が採用され、制作に携わっている。

続く2020年1月期については、パチンコ・パチスロ分野とモバイルコンテンツ分野において、複数のプロジェクトの開発が順調に進んでおり、これらの受託案件に加えて、同社グループが保有する知的財産を有効活用することにより、収益基盤の確保に努めていくとしている。

なお、2020年1月期の連結業績予想は、売上高41億7400万円(前期比7.6%増)、営業利益2600万円(同90.2%減)、経常利益2億7000万円(同23.3%減)、最終利益1億8200万円(同17.1%減)の見込み。
 
株式会社ユークス
http://www.yukes.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ユークス
設立
1993年2月
代表者
代表取締役社長 谷口 行規
決算期
1月
直近業績
売上高40億8700万円、営業利益1億7900万円、経常利益2億8200万円、最終損益13億4900万円の赤字(2024年1月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4334
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