【ゲーム株概況(4/8)】1Q決算の最終黒字転換を材料にシリコンスタジオがS高 ギークスもS高まで買われる 任天堂など大手ゲーム株の一角がさえない

4月8日の東京株式市場では、日経平均株価は4日ぶりの反落となり、前日比45.85円安の2万1761.65円で取引を終えた。朝方は買い先行のスタートとなったものの、2万2000円の壁を越えるにはややエネルギーに欠け、一巡後は利益確定売りに押される展開となった。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、シリコンスタジオ<3907>とギークス<7060>がストップ高となるなど気を吐く展開となった。シリコンスタジオは、前週末4月5日に発表した第1四半期決算で最終黒字転換を達成するなど、収益性の改善が進んでいることが市場から評価されているようだ。

一方、ギークスは、目新しい材料には欠けるものの、直近IPO銘柄としての値動きの軽さに加え、ゲーム関連の受託開発や人材関連事業を手掛けることから、シリコンスタジオからの連想買いが入った側面もあるもよう。

そのほか、NJホールディングス<9421>やエクストリーム<6033>なども買われた。

半面、任天堂<7974>やカプコン<9697>など大手ゲーム株はさえない銘柄が多く、ケイブ<3760>やエイチーム<3662>、ボルテージ<3639>なども売られた。


■関連銘柄
シリコンスタジオ株式会社
http://www.siliconstudio.co.jp

会社情報

会社名
シリコンスタジオ株式会社
設立
2000年1月
代表者
代表取締役社長 梶谷 眞一郎
決算期
11月
直近業績
売上高45億5400万円、営業利益2億3800万円、経常利益2億4600万円、最終利益2億円(2023年11月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3907
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