『パズドラ』が『シャーマンキング』コラボで首位を走る 『プロスピA』や『パワプロ』などのコナミも強い…App Store1週間を振り返る


4月22日~4月26日のApp Storeの売上ランキングの動きを振り返ってみよう。

今週は Nianticの『Pokémon GO』が首位、NetEase Gamesの『荒野行動』が2位、スクウェア・エニックスの『ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト』が3位で始まった。ただし翌火曜日には状況が一変、ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>の『パズル&ドラゴンズ』が人気漫画「シャーマンキング」とのコラボで首位を獲得し、その座を木曜日まで守り続けた。

それに続くタイトルとなったのがコナミデジタルエンタテインメント<9766>の『実況パワフルプロ野球』だ。同タイトルではあの名作野球漫画「タッチ」の30年後の世界を舞台にしたテレビアニメ「MIX」とのコラボを開催し人気となっているようだ。また同社の『プロ野球スピリッツA』も好調を維持しており、常にTOP30内に陣取り、金曜日には首位を獲得している。

なおゴールデンウィーク施策の影響で、本日(4月27日)のランキングはかなり入れ替わりが激しくなっている。さらに月初である5月1日は各社も様々なイベントを行う見込みなので注目していきたい。
 
■4月22日


この日のApp Storeの売上ランキング(ゲームカテゴリー)は、Nianticとポケモンの『ポケモンGO』が首位に立った。

トップ10圏内では、スクウェア・エニックスとCygamesの『ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト』が土曜日の71位から3位まで急浮上してきた。『DQMスーパーライト』は、4月20日15時より、地図ふくびきスーパーに「魔王・神獣王フェス第1弾」を開始(関連記事)したほか、「48時間限定10連魔王・神獣王フェス」も開始しており、売り上げを大きく伸ばす格好となったようだ。
 
出所:AppAnnie


また、ブシロードとCraft Eggは、『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』が土曜日の49位から21位に上昇してきた。『ガルパ』は、ライブトライ!イベント「花咲く学び舎、その片隅で」を4月20日15時より開始するとともに、4市ヶ谷有咲と白金燐子、★3松原花音が新メンバーとして登場した「エクセレント・チョイスガチャ」を同時に開催(関連記事)していることが順位を押し上げたもよう。
 
出所:AppAnnie


ほか、トップ30圏外ではあるが、直近リリースの新作タイトルであるスクウェア・エニックスの『ラストイデア』が36位、アイディスの『ラストクラウディア』が38位と30位台まで順位上げてきており、今後トップ30圏内をうかがうことになるのか注目されるところだ。

 
■4月23日


火曜日23日のの売上ランキング(ゲームカテゴリー)は、ガンホー<3765>の『パズル&ドラゴンズ』が首位に立った。

『パズドラ』は、人気漫画「シャーマンキング」とのコラボを4月22日10時より開始(関連記事)しており、「シャーマンキング」の人気キャラたちがコラボダンジョンやコラボガチャに登場していることが順位を押し上げたようだ。
 
出所:AppAnnie


また、コナミデジタルエンタテインメントの『実況パワフルプロ野球』が前日の20位から2位に急上昇した。『パワプロ』は、4月22日のメンテナンス後より、テレビアニメ「MIX」とのコラボイベント「激突!明青学園」を開始(関連記事)しており、コラボキャラ「立花走一郎」や「立花音美」が登場した「祝賀会 MIXコラボ記念ガチャ」を実施していることが売り上げにつながっているもよう。
 
出所:AppAnnie


ほか、GAMEVIL COM2US Japanの『サマナーズウォー: Sky Arena』や、ポノスの『にゃんこ大戦争』などがトップ30に復帰した。


 
■4月24日
 

24日10時ののApp Storeの売上ランキング(ゲームカテゴリー)は、ガンホー<3765>の『パズル&ドラゴンズ』が首位をキープした。

トップ10圏内では、スクウェア・エニックスとアカツキ<3932>の『ロマンシング サガ リ・ユニバース』が前日の47位から8位、ZLONGAMEの『ラングリッサー モバイル』が同じく33位から9位に飛び込んできた。『ロマサガRS』は、4月23日12時より、イベント「七英雄クジンシー襲来!」を開催するとともに、「七英雄ピックアップガチャ・クジンシー」を同時に実施(関連記事)していることが売り上げに寄与しているようだ。
 
出所:AppAnnie


一方、『ラングリッサー モバイル』は、4月23日より、『ラングリッサーⅣ』に登場する人気キャラクター「シェルファニール」と「アンジェリナ」が新たに参戦(関連記事)したことが順位を押し上げたもよう。
 
出所:AppAnnie


そしてこの日のトピックスは、KLab<3656>が前日4月23日の19時30分より正式サービスを開始したばかりの最新作『禍つヴァールハイト』が早くも24位とトップ30圏内に入ってきたことだ。事前登録者数46万人と期待を集めてきたタイトルだが、まずは順調なスタートを切った形と言えそうだ。
 
出所:AppAnnie


ほか、バンダイナムコエンターテインメントの『ONE PIECE バウンティラッシュ』も前日の136位から29位に急浮上し、初のトップ30入りを果たした。

 
■4月25日
 

4月25日10時のApp Storeの売上ランキング(ゲームカテゴリー)は、ガンホー<3765>の『パズル&ドラゴンズ』の首位が続いた。

トップ10圏内では、バンダイナムコエンターテインメントの『ドラゴンボール レジェンズ』が前日の160位から5位まで急浮上してきた。『DBレジェンズ』は、「超サイヤ人3 ゴテンクス」と「魔人ブウ:悪」がSPARKINGキャラクターとして新登場したガシャ「Legends Rising Vol.7」を4月24日のメンテナンス後より開催していることが売り上げに寄与しているようだ。
 
出所:AppAnnie


また、同じくDMM GAMESとニトロプラスの『刀剣乱舞-ONLINE-』が前日の85位から6位まで駆け上がってきた。『刀剣乱舞』は、4月24日より、新刀剣男士2振りを入手できる新イベント「特命調査 文久土佐藩」を開催しており、併せてイベント専用のお役立ちアイテム3種の販売を万屋にて開始したことが順位を押し上げたもよう。
 
出所:AppAnnie


ほか、バンダイナムコエンターテインメントの『アイドルマスター シャイニーカラーズ』や、グッドスマイルカンパニーの『グランドサマナーズ』などがトップ30に復帰した。

 
■4月26日
 

GWの10連休直前となる金曜日、この日の10時現在のApp Storeの売上ランキング(ゲームカテゴリー)は、コナミデジタルエンタテインメントの『プロ野球スピリッツA』が前日の31位から一気に首位に浮上した。

『プロスピA』は、プロ野球の歴史に名を残す名選手たちを集めた「2019 TS(タイムスリップ)第1弾」が登場した「タイムスリップセレクション」を4月25日のメンテナンス後より開始していることが首位獲得の原動力となったようだ。

なお、同じコナミデジタルエンタテインメントのタイトルでは『実況パワフルプロ野球』が4位、『ウイニングイレブン2019』が7位、『実況パワフルサッカー』が17位にランクインするなど同社のスポーツ関連タイトルの存在感が大きく増している。
 
出所:AppAnnie


ランキングの動きに目を戻すとこの日の最大のトピックスは、DeNA<2432>とカヤック<3904>が4月18日にリリースした新作『進撃の巨人 TACTICS』が前日の99位から30位に浮上し、初のトップ30入りを果たしたことだ。『進撃の巨人 TACTICS』は、4月25日より、オリジナルストーリーイベント「リヴァイ班の生還」を開始するとともに、「ゴールデンウィーク記念ガチャ」に「★5[調査兵団] エレン・イェーガー」(CV:梶裕貴)が登場していることが順位を大きく押し上げたもよう。
 
出所:AppAnnie


ほか、芳文社とアニプレックス、ドリコム<3793>の『きららファンタジア』や、バンダイナムコオンラインの『アイドリッシュセブン』がトップ30に復帰した。

 
ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
http://www.gungho.co.jp/

会社情報

会社名
ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
設立
1998年7月
代表者
代表取締役社長CEO 森下 一喜
決算期
12月
直近業績
売上高1253億1500万円、営業利益278億8000万円、経常利益293億800万円、最終利益164億3300万円(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3765
企業データを見る
株式会社コナミデジタルエンタテインメント
https://www.konami.com/games/corporate/ja/

会社情報

会社名
株式会社コナミデジタルエンタテインメント
設立
2006年3月
代表者
代表取締役会長 東尾 公彦/代表取締役社長 早川 英樹
決算期
3月
直近業績
売上高1940億1100万円、営業利益336億4700万円、経常利益348億9300万円、最終利益278億2800万円(2023年3月期)
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