ヤフー<4689>は、本日（5月8日）、ソフトバンク<9434>を引受先として、総額4565億円・15億1148万8050株の第三者割当増資を行うことを明らかにした。同時にヤフーが18億3437万7600株を上限として、1株あたり287円で自己株式の公開買付けを行う。これに伴い、ソフトバンクは、ヤフーについて、発行済株式総数の44.64％を所有するとともに、役員の派遣も行うことで連結子会社化する。両社は、「Yahoo! BB」など種通信関連事業をはじめ、eコマース、スマートフォン向けサービス、モバイルペイメント分野などで協業してきた。今後、Fintechなどの非通信事業分野において、ヤフーグループとの連携をより深めることで、シナジー効果を最大化させ、相互の顧客基盤の拡大・充実を図るとともに、利用者の皆様に適したサービスの提供を加速化させていく、としている。
なお、公開買付にあたって、ソフトバンクグループ<9984>の子会社であるソフトバンクグループジャパンより、18億3437万7600株を応募するとの表明を受けており、すでに買付応募契約を締結したとのこと。ソフトバンクグループジャパンは、今後は主要株主である筆頭株主には該当しないことが見込まれるという。
