【イベント】「RAGE Shadowverse 2019 Summer」予選大会2日目をレポート…経験者だからこそ分かるコンディション管理の大切さやRAGE2日間の楽しみ方も


CyberZとエイベックス・エンタテインメントは、5月4日、5日の2日間、幕張メッセにて国内最大級のeスポーツイベント「RAGE Shadowverse 2019 Summer」を開催した。

本稿では、前回(関連記事)のDAY1のレポート記事に引き続き、DAY2の会場の模様をお伝えしながら、RAGEでDAY2進出経験もある筆者から、選手として参加する際に知っておくとよいポイントをお伝えしていく。

DAY1を勝ち抜いた選手にとっては本戦出場を掛けた貴重なチャンスとなるDAY2。事前準備をしっかりして不安を取り除き、万全な状態で試合に臨んでもらいたい。

また、DAY2では、惜しくもDAY1で敗退してしまった方でも出場可能な“次回シード権”をもらえる大会も実施されているので、観戦目的の方などDAY2進出者以外にも注目してほしいポイントが多い。そちらも併せて、ぜひ次回大会に活かしてもらえると幸いだ。
 

■猛者の集まるDAY2が開幕


DAY2はDAY1を5勝して勝ちぬいた選手による試合が行われる。ここからスイスドロー7回戦を行い、6勝1敗以上の戦績を収めた選手がプレーオフに進出。さらにプレーオフを勝ちぬいた8人の選手がファイナリストとなる。



また、DAY2には、DAY1の試合結果は一切影響しない。DAY1を全勝で抜けた選手も、1敗で抜けた選手も同じスタートラインから始まる。

大会に参加できる人が限られるということもあり、本戦に参加している選手は前日の6000名から650名へとグッと数を減らす。会場全体はDAY1の賑やかな雰囲気を引き継ぎながらも、奥の試合エリアでは張り詰めた緊張感のある空間となっていた。



DAY2まで進出すると、名前を聞いたことがある有名選手や、プロリーグで活躍する選手など、実力者とマッチングする機会も増えるだろう。その分、ひとつのミスが負けに繋がる可能性が高くなるため、DAY2に不慣れであれば不安も多いかもしれない。しかし、ここで心掛けていただきたいのは、どんな状況でも緊張せずリラックスして試合を楽しんでほしいということだ。

また、DAY2進出者には、昼食のお弁当が配布される。このお弁当はRAGEではお馴染みのサービスで、DAY1を突破した選手の証のようなものになっている。いくつかの種類から好きなものを選べるため、お弁当を受け取った後はSNSに写真付きで「RAGE飯」と投稿するまでがある種の様式美とも化している。


▲お弁当のバリエーションも豊富。DAY2進出者であれば当日の戦績に関わらず受け取ることができる。
 

■DAY2はコンディション管理に注意


筆者も過去の大会でDAY2に進出した経験があるが、ここで知っておかないと当日のコンディションに影響するポイントも多い。その経験を元に、ここからは参加者目線で注意したい点をまとめていく。

もちろん、前回の記事でお伝えしたポイント(食料、混雑回避、モバイルバッテリーなど)も引き続き心に留めておいてもらえると尚よしだ。

●朝の集合時間はDAY1の第1タームと同等


集合時間は基本的に開場と同タイミング、DAY1で言うところの第1ターム同じ8:00から受付が開始される。

朝が早いのはもちろんだが、特に注意してほしいのがDAY1で第2タームだった選手だ。予選終了時間の関係で、恐らくDAY1を終えて帰宅する時間はかなり遅くなるだろう。その疲労した体でDAY2の朝を迎えてしまっては、頭が働かずミスをしたり体調を崩すきっかけにもなりかねない。睡眠時間は充分に確保できるよう努めよう。

とはいえ、会場の幕張メッセから自宅まで距離が遠くどうじても時間がないという人もいるはず。そういった方には、DAY2に進出することまで考えて、近隣の宿泊施設を利用することもを一考して欲しい。


▲以前は関西と2グループに分かれて実施されていたRAGEの予選大会だが、最近では関東のみに統一されたこともあり、シーズン次第では開場近くのホテルは非常に埋まりやすい。利用を考えるのであれば、早めに計画を立てて予約しておきたい。

●長丁場になるので準備は万全に
DAY1は最長で6回戦。しかし、DAY2は予選だけで7回戦。プレーオフに進出すれば、その後も2~3試合続けて行うことになる。対戦相手も猛者ばかりで、試合中の疲労は予想をはるかに上回るだろう。

試合の合間には、しっかりと体を休めることを徹底しよう。また、DAY1と同じく事前に食品や飲み物を調達しておき、朝早くから頭が働く万全の状態で挑むことを忘れずに。

●マネーフィニッシュラインとプレーオフ進出ライン


DAY2では、プレーオフに進出するのは6勝1敗以上の戦績を収めた選手だが、5勝2敗の選手はプレーオフには出られずともマネーフィニッシュ(賞金獲得)の権利が与えられる。

そのため、序盤に続けざまに負けてプレーオフの可能性が無くなってしまっても、その後に勝ち続けることでマネーフィニッシュで大会を終えるチャンスが残っている。恐らく、大会に出場する多くの方は本戦への出場・優勝を目標に戦っているため集中力を切らしやすいポイントにはなると思うが、“RAGEでマネーフィニッシュ”というのも堂々と胸を張れる実績になるので、ぜひ最後まで諦めずに試合に臨んでもらいたい。
 

■2日目もサイドイベントが充実


そのほか、DAY1と同じく大会に参加しない来場者でもDAY2を楽しめるように、会場内には前日と同じくサイドイベントが用意されている。

DAY1と同じく、4人フライトトーナメント、星取りバトル、抽選会は引き続き開催。星取りバトルは、DAY1よりも数を増やして全3回の開催となっているので、参加したいと考えている人はDAY2に来ることをオススメする。



そして、DAY2にのみ開催されるサイドイベントが「2Pick大会」。こちらは、2Pickによるシングルエリミネーションによるトーナメント式の大会だ。優勝者には、なんと「次回 RAGE Shadowverse Day2シード権」が進呈される。“RAGE本戦に影響するイベント”ということで、本戦に匹敵する重要な大会の1つとなっている。



▲今回は定員をオーバーするほどの選手が2Pick大会に応募。サイドイベントの充実により、大会参加以外の目的で会場を訪れる人も多い。

参加受付は『Shadowverse Tournament Navigator(シャドナビ)』を使って、RAGE本戦と同じように受付を行う。締め切りはDAY1の20:30までとなっているので、DAY1に参加した選手も本戦で自分の結果を見てから参加の有無を決められる。DAY1で惜しくも敗退してしまった選手は、この大会で挽回のチャンスを狙おう。



また、2Pick大会と同じようにDAY2へのシード権が商品なっている大会は全国各所で開催されている。少しでも本戦で勝ち上がる確率を高めたい場合は、こちらの地区大会に足を運んでみるのも一つの手だ。
 

■RAGE2日間の楽しみ方と注意点のまとめ


『シャドウバース』に関するイベントが盛りだくさんのRAGE。ここまで各イベントについて紹介したが、今一度どのように2日間を楽しむべきか、また注意しておくべきポイントをまとめておく。

これを見て、次回のRAGEでは、より充実した2日間を満喫してもらえれば幸いだ。

●DAY1
・RAGE本戦に挑戦
・本戦で負けてしまったら、翌日の2Pick大会に応募
・空いた時間で4人フライトトーナメントや星取り大会に参加
・観戦席で有名選手を応援

※注意点
・前日までのデッキ登録
・タームごとの集合時間、持ち物の確認
・第2タームは解散時間に注意
・翌日のDAY2進出を考慮して予定を立てる
・2Pick大会の受付は当日の夜まで

●DAY2
・進出できたら猛者の集う本戦に挑戦
・マネーフィニッシュを狙うのであれば、3敗するまで試合を続行
・初日と同じく4人フライトトーナメントや星取り大会に参加
・2Pick大会に当選したら、そこで次回RAGEのシード権を狙う

※注意点
・朝の集合時間に注意
・プレーオフ進出ライン、マネーフィニッシュラインを把握しておく
・有名選手が対面に来ても緊張しない

国内最大級のeスポーツイベントを謳う「RAGE」だけあり、大会の存在は知っているという方は多いかもしれないが、実際に会場を訪れてこそ身に染みて分かる情報「DAY2の方がサイドイベントの回数が多い」、「次回RAGEのシードに関わる2Pick大会が開催される」ということを知らない人は居るのではないかと思う。

本戦参加者でなくても十分に楽しめるイベントが用意がされているので、もしDAY1で負けてしまっても「次の大会で雪辱を果たしてやる!」ぐらいの意気込みで、積極的に会場に足を運んでいただきたい。

とはいえ、イベントというのは生もの。大会ごとに細かい部分が変更される場合があるので、スタッフの説明をよく聞き、何かあれば質問することを心掛けておきたい。

未参加の人は勇気を振り絞って参加するように。経験者は、よりイベントを楽しめるようになってもらえれば幸いだ。現地では、配信を見ているだけでは得られない感動や出会い、足を運んだからこそ得られる体験があるはずだ。それでは、次のRAGE会場でお会いしよう!

 
(取材・文 ライター:セスタス原川)


 
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