【ゲーム株概況(5/16)】中国での『空の軌跡OL』の8月サービス開始を材料に日本ファルコムが急騰　オルトプラスは2Q決算の発表内容を嫌気

5月16日の東京株式市場では、日経平均株価は反落し、前日比125.58円安の2万1062.98円で取引を終えた。米国がファーウェイに対する米国製ハイテク部品などの事実上の禁輸措置を発動したと報じられたことを受けて、米中貿易摩擦がさらに悪化するのではとの懸念が広がった。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、日本ファルコム<3723>が前場場中から急騰し、一時は1600円台後半まで買われる場面があった。日本ファルコムは、同社のストーリーRPG「英雄伝説 空の軌跡」シリーズを原作としたスマートフォン向けの新作MMORPG『空の軌跡OL（オンライン）』を中国ゲーム開発大手のChangyou.comが8月より現地でサービス開始すると発表（関連記事）したことが市場の関心を集めたもようだ。

また、前日5月15日に発表した第1四半期決算が増収、営業増益となったアエリア<3758>が買われ、ミクシィ<2121>やサイバーエージェント<4751>、DeNA<2432>など主力株の一角もしっかり。

半面、gumi<3903>が大幅反落したほか、エクストリーム<6033>やオルトプラス<3672>の下げもきつい。オルトプラスは、5月15日に発表した第2四半期決算が四半期ベースで20四半期連続の営業赤字を計上となったことに加え、第3四半期以降に合計6タイトルの運営終了を予定しているとしたことなども市場からネガティブにとらえられているもよう。


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