ユークス、第2四半期決算を発表 納品時期のずれで赤字に 通期挽回可能と

 ユークス<4334>の第2四半期累計(2-7月期)の連結業績は、売上高9億3300万円(前年同期比67.0%減)、経常損益1億1000万円の赤字(前年同期2億2800万円の黒字)、四半期純損益2800万円の赤字(同200万円の赤字)となりました。

 同社では、前期中に開発が終了したゲームソフトやパチンコ・パチスロ分野の受託タイトルがそれぞれ好調に推移したことにより、ロイヤリティ収入が増加したものの、主要受託タイトルの最終完成引き渡しが第3四半期に変更になったため、1億2000万円の売上計上は第3四半期になったとのこと。新日本プロレスは4600万円の赤字。

 1月通期は、売上高51億7800万円(前期比9.6%減)、経常利益9億6400万円(同30.4%増)、当期純利益5億5900万円(同23.7%増)を見込んでいます。

 

【コメント】

 工事進行基準を適用すると、会計上、売上計上は、制作の進捗状況と成果の確実性が認められる・・・つまり見積もり総原価に対する実際原価の消費割合に応じて行う形になると理解しています。つまり、実際の納品・検収・入金と、売上計上の時期に微妙なずれが生じるという。。。今回、第2四半期業績予想の下方修正の理由となった案件は、工事進行基準導入前に契約したもの・・・つまり、検収基準を適用していた案件だったようですね。

 あと、新日本プロレスも8月以降、だいぶがんばっているような印象がありますので、その点が、第3四半期以降、どういった形になるかが注目されるところです。「がんばっている」と思ったのは、単に以前に比べて、スポーツナビでよくニュースや大会レポートを見るなあと思っておりまして。印象です、ほんとうに。

株式会社ユークス
http://www.yukes.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ユークス
設立
1993年2月
代表者
代表取締役社長 谷口 行規
決算期
1月
直近業績
売上高40億8700万円、営業利益1億7900万円、経常利益2億8200万円、最終損益13億4900万円の赤字(2024年1月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4334
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