アカツキ、投資プロジェクト「Heart Driven Fund」が “トランステック” のスタートアップ「ヒューマンポテンシャルラボ」に出資


アカツキ<3932>は、起業家、アーティスト、クリエイターなど多様な才能へ投資、コラボレーションを通じて価値創出する投資プロジェクト「Heart Driven Fund(ハート ドリブン ファンド)」が、“トランステック”のスタートアップ「ヒューマンポテンシャルラボ(HPL)」に出資したことを発表した。具体的な出資額は非開示。
 
「Heart Driven Fund」では、 マインドフルネス・瞑想などにテクノロジーを掛け合わせて心の豊かさ・成長を実現する分野に注目し、 第一弾として “トランステック” のスタートアップであるHPLに出資することとなった。なお、HPLには2019年6月1日付でアカツキ代表取締役CEO 塩田元規が社外取締役として就任した。 

・ヒューマンポテンシャルラボ(HPL)への出資について 
米シリコンバレーのテック企業を中心に、高度デジタル社会を迎える人類の次なるアジェンダとして “ウェルビーイング” が取り上げられ、心の状態を整えるマインドフルネスが着実に広まりつつある。その流れを加速する動きとして、最先端の脳科学、生体科学、心理学、テクノロジーを活用して心の健康や幸福を実現するための“トランステック”(Transformative technologyの略) という新たなテック領域が生まれた。 その市場規模は3兆ドルにも及ぶとされている。

昨今、瞑想とメンタルヘルスに特化したスタートアップCalmが8800万米ドル資金調達したことが話題となったが、 トランステック領域のスタートアップは合わせて16億ドルの資金調達を実行している(以上、TransTech lab調べ)。このような流れを受けて、日本においても感度の高いビジネスパーソンを中心にトランステック への関心が高まりつつある。 

HPLは、個人の能力開発と企業の組織変革を支援する企業。古代叡智と最先端のテクノロジー(トランステック)を融合した独自の方法論を元に、ポスト資本主義社会を牽引するスタートアップを中心とした経営者、新規事業担当、人事等に対してプログラム提供及びコンサルティングを行っている。ビジネスの成果だけでなく、健康や幸せの重要性が問われる中で、ウェルビーイングとパフォーマンスが両立する社会の実現を目指している。 

今回の資金調達により、HPLはVRやバイオフィードバックなどのトランステックを活用したプログラムの開発および、コンテンツ提供者とそれを必要としている次世代イノベーターを繋ぐ、能力開発コミュニティ・プラットフォームのリリースを予定しています。

また、オンラインのプラットフォームに加えて、トランステックを研究する科学者、プログラム提供者、イノベーターが集い、研究・体験・ネットワーキングができる研究所「Galaxy Hub 鎌倉」の開設も予定している。スポーツやフィットネスに通うように、心身を整えパフォーマンスを向上させ、イノベーター同士が体験を通じて繋がる次世代のコミュニティの構築を目指していくとしている。

▼塩田元規氏コメント 
物資的な豊かさだけでなく、精神的な豊かさを見直す時代に入ってきました。ウェルビーイングに代表されるように、それは人類最大のアジェンダだと思います。 僕たちアカツキは、ハートドリブンな世界をヴィジョンに掲げていますが、その根幹にあるのは一人ひとりの心・内面の健全さ、 豊かさです。 人々の内面が成長し、 豊かになっていくこと。それが世界を動かす原動力になると信じています。トランステックの領域は正にそこにダイレクトに働きかけていく産業で、HPLのヴィジョンに強く共感して、応援させていただくことになりました。彼らの活動がさまざまな人の内的成長と豊かさを実現できるようサポートしていきます。

▼HP代表 山下悠一氏のコメント 
社名「ヒューマンポテンシャルラボ」の由来は、1960年代のアメリカで起こったヒューマンポテンシャルムーブメント(人間性回復運動)にあります。資本主義システムに異議を唱えたカウンターカルチャーの熱狂は消え去ったかのように見えました。しかしそこにあった火種は生きており、最先端のテクノロジーを投下することで勢いを吹き返し、爆発的なムーブメントとして復活することを確信します。私たちは、 これまでのテクノロジーの概念を超えたトランステックの先駆者として次世代社会を創造するイノベーターの内的成長を促し、古代からの夢であった「悟りの民主化」を通じてウェルビーイング社会を実現します。


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株式会社アカツキ
http://aktsk.jp/

会社情報

会社名
株式会社アカツキ
設立
2010年6月
代表者
代表取締役CEO 香田 哲朗
決算期
3月
直近業績
売上高243億3600万円、営業利益57億円、経常利益52億700万円、最終利益13億4200万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3932
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