Google、Google Playの子供向けアプリに関するポリシーを変更


Googleは、同社のBlogにおいて、Google Playの子供向けアプリに関するポリシー変更を発表した。今回の狙いは子供向けアプリの保護機能の強化を目的としている。

今後GooglePlayでは数か月の間に、保護者が子供向けアプリをインストールするにあたり、情報に基づいて選択できる追加機能をロールアウトする予定だという。開発者の対応は以下の通り。

■デベロッパーで必要な対応
・子供がターゲットユーザーに含まれるかどうかを慎重に検討すること
・ターゲット ユーザーに子供が含まれる場合、アプリはコンテンツや個人を識別できる情報の扱い方についてのポリシー要件を満たす必要がある。
・子供に表示されるアプリ内広告は、適切なものであること。また、ファミリー ポリシーに関するコンプライアンス認定を受けている広告ネットワークから配信されている必要がある。
・ターゲット ユーザーに子供が含まれない場合は、アプリが意図せずに子供の目に触れないようにする必要がある。Googleは、アプリのマーケティングをダブルチェックしてこの点を確認する。また必要な場合は、修正をお願いする場合がある。

■ターゲット ユーザーを宣言する
新しいポリシーの一環として、すべてのデベロッパーに、Google Play Console の新しいターゲット ユーザーおよびコンテンツのセクションへの記入が義務づけられる。
 


■Google Play Console の新しいターゲット ユーザーおよびコンテンツのセクション
ほとんどのデベロッパーは、ターゲット ユーザーに子供を含めない。そのため、このセクションはかなり短時間で記入を終えることができる。ターゲット ユーザーに子供が含まれている場合は、補足の質問がある。Google Play Console に入力された情報は、Google によるアプリのマーケティング アセットの確認結果と合わせて、アプリの分類に使用する。

また、子供、子供とそれ以外のユーザー、それ以外のユーザーというターゲット ユーザー グループに基づいて、適切なポリシーが適用される。
 

ターゲット ユーザーおよびコンテンツのセクションの設定を始める前に、新しいポリシー、デベロッパー ガイド、こちらのトレーニングを確認して回答の意味をしっかり理解しておくことをおすすめする。

・今後のスケジュール
以上の変更点は、Play のすべてのデベロッパーに影響するという。そのため、既にアプリを Google Play ストアに登録している人のために、必要なアップデートを行う時間を提供するとのこと。

■Googleが指定する覚えておくべき重要な日付。

2019年5月29日:Google Play Console でターゲット ユーザーおよびコンテンツのセクションが利用できるようになる。すべての新しいアプリは、アップデートされたポリシーに準拠する必要がある。
2019年9月1日: すべての既存アプリは、新しいターゲット ユーザーおよびコンテンツのセクションへの記入を終え、アップデートされたポリシーに準拠する必要がある。

 
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