セルシス、「CLIP STUDIO PAINT」にAI技術を活用した「スマートスムージング」を実装…画像拡大や解像度変更時のジャギーを軽減



セルシスは、本日7月17日に公開したイラスト・マンガ・アニメーション制作ソフト「CLIP STUDIO PAINT」の最新バージョンVer1.9.1に、AI(ディープラーニング)の技術を活用した「スマートスムージング」を実装した。 画像解像度の変更や、 画像の拡大などで発生した荒れを軽減し、 きれいな画像に変換できる。

CLIP STUDIO PAINTのユーザーは、無料で最新バージョンにアップデートして利用することができる。この機能は、Windows版/macOS版/iPad版のすべてのプラットフォーム、 およびすべてのグレード(CLIP STUDIO EX/PRO/DEBUT)で先行プレビュー機能とし利用可能だ。  

スマートスムージングは、 AI技術により、解像度変更や画像の拡大により発生した荒れ(ジャギー)を軽減し、きれいな画像に変換する機能。 Web用に描いた低解像度のイラストやマンガを書籍化のため印刷用のサイズに変更したときに画像が荒れてしまう場合や、描画中の線を変形(拡大)したときに線がぼやけてしまう場合などに活用できる。
 


本機能は、 セルシスが独自に開発したAIモジュールを、axとアクセル<6730>が開発・提供するディープラーニングフレームワーク ailia SDK で実行している。このため、すでにCLIP STUDIO PAINTに搭載されているAIを利用した「自動彩色」、 「トーンを消去」、 「ポーズスキャナー」の各機能はインターネットに接続してセルシスのサーバーで実行する必要があったが、「スマートスムージング」はインターネットに接続することなく利用できる。 

CLIP STUDIO PAINTは、 これまでにAIの技術を利用した「自動彩色」、 「トーンを消去」および「ポーズスキャナー」などの機能を搭載しており、 今回のアップデートでは新たに「スマートスムージング」が加わった。



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