【イベント】シリーズ初となるモバイル版eスポーツ大会「e Jリーグ ウイニングイレブン 2019シーズン」…清水エスパルスが王者となった本大会をレポート


コナミデジタルエンタテインメントは、7月14日から15日にかけて、モバイルゲーム『ウイニングイレブン2019』を協議タイトルとしたeスポーツ大会「e Jリーグ ウイニングイレブン 2019」の決勝大会を開催した。
 
「e Jリーグ ウイニングイレブン 2019」はJリーグとコナミデジタルエンタテインメントが共催で行なっているeスポーツ大会となる。本稿では、15日の準決勝と決勝の模様をレポートする。
 
 

■「e Jリーグ ウイニングイレブン 2019」とは

 


「e Jリーグ ウイニングイレブン 2019」はモバイルゲーム『ウイニングイレブン 2019』を競技タイトルに、J1・J2の全40 クラブそれぞれに3選手を登録して行うJクラブ対抗戦。

 各クラブのメンバーは、「15歳以下(U15)」「18歳以下(U18)」「全年齢(フル)」の年齢別3選手で構成し、今年の3月から開始されるオンライン予選の通過者が、6月のクラブ代表選考会へ進出し、登録クラブの代表チームとなる。その後7月の本大会にて優勝を決定するという流れになる。
 

▲本大会ではコイントスに勝利したクラブが対戦順を決めることができ、
選手のコンディションを意識した団体戦の駆け引きも見受けられた。

また、各代表チームの登録クラブには、成績順位に応じてJリーグから賞金も用意されており、優勝クラブには500万円が贈呈され、総額は1500万円となる。
 

本大会では、21万人を超えるエントリー数から勝ち残った120名が集まり 、熱い戦いが繰り広げられた。ベスト4には「東京ヴェルディ」「清水エスパルス」「FC東京」「川崎フロンターレ」が勝ち残った。
 

 
 
 

■ハイレベルな攻防の中、決勝に駒を進めた「清水エスパルス」と「FC東京」

 
 

はじめに行われた準決勝では清水エスパルスと東京ヴェルディが対戦。コイントスにて対戦順を選べる清水エスパルスは第一試合に本大会好調であったフル部門の佐野一平選手を先鋒として起用。

開始早々に東京ヴェルディの大崎竜聖選手が先制を決めるも、その後佐野選手が3点を奪い、そのまま試合を制した。双方ドリブルの攻めが光るながらも、わずかなスペースに生かしたパスを繰り出す佐野選手に軍配が上がった。
 

第二試合ではU-15部門の鈴木大樹選手と藤井一輝選手が激突。お互いの守備が固く、前半は点数がない膠着状態に。後半も点数がなく、延長戦に入るかと思われた中、清水エスパルス鈴木選手がゴールを決める。最後に東京ヴェルディ藤井選手がシュートを仕掛けるも、惜しくもゴールポストに弾かれ、そのまま清水エスパルスが試合を制することになった。
 
 
 
続いてFC東京と川崎フロンターレの対戦。お互いに堅い守備の中、FC東京が1点を獲得。しかし、後半で川崎フロンターレが追いつき、延長戦に入る。延長戦では後半にて川崎フロンターレ吉﨑進登選手がゴールを決め、リードする形となった。
 

第二試合ではフル部門が対戦し、前半にFC東京の田崎雅幸選手が先制。その後もFC東京が攻め続け、2-0で勝ちをおさめた。決着はU-15部門の第三試合へ。第三試合ではお互いに攻めあうも1-1のまま延長戦に突入。最後は佐渡航選手の交代策がうまく起用したFC東京が終了間際に1点を獲得。FC東京が決勝に駒を進めることになった。

 
▲パフォーマンスやメンバーの励まし合いで鼓舞するが、惜しくも破れる川崎フロンターレ。
最後はお互いに握手を交わし、FC東京に優勝を託す形となった。
 

■延長戦までもつれ込む接戦を制し、40クラブの頂点に立ったのは清水エスパルス



決勝の第一試合では、準決勝と同様、清水エスパルスはフル部門からの対戦を選択。今大会好調と評されていた佐野選手であったが、前半に1点を奪われる形に。その後もFC東京の田崎選手の怒涛の攻めにて3-0に。FC東京が初戦を制した。
 

第二試合では、U-15部門が前半早々に佐渡選手が先制。しかし、清水エスパルスの鈴木選手も1点を返し、コーナーキックも決める形で逆転する。後半でもお互いに点を取り合う中、清水エスパルスが逃げ切り、U-18部門にて決着が付けられることになった。
 

最後の試合は、前半にて清水エスパルスが2点を先制するも後半にてFC東京が追い上げる接戦となった。延長戦に入っても接戦は変わらず3-3に。最後は清水エスパルスの岡田悠選手がわずかな隙を逃さず1点をもぎ取り、優勝をおさめた。
 
 

▲「FC東京」が執念で追い上げるも、延長終了間際にて清水エスパルス決勝点が決まる。

表彰式では、コナミデジタルエンタテインメント代表取締役社長 早川英樹氏とJリーグチェアマン 村井満氏より賞金と記念シャーレの贈呈が行われた。清水エスパルスクラブ代表メンバーの讃えた。クラブ代表メンバーからは「コミュニケーションが盛んで、良いチームだった」とコメント。最後は次回開催を願って大会は締めくくられた。

 
 
 

■モバイルゲーム『ウイニングイレブン2019』では初となるeスポーツ大会 



競技タイトルとなる『ウイニングイレブン2019』では、今回が初めてのeスポーツ大会となる。家庭用版のウイニングイレブンシリーズでは長く大会も開催されているが、モバイル版ではまた違った選手層や模様が見ることができた。若い選手も多く参加しており、代表選考会では10歳以下の選手も参加していた。プレイ歴は最近始めた選手から、5年以上シリーズ経験がある選手など幅広い層となっており、モバイルならではの裾野の広さが感じられた。

 

また、大会の合間には選手間の交流も盛んに見られた。空き時間でも対戦を行うなど、気軽に交流を深められるという点はモバイル版の特徴と言える様相であった。「eJリーグ ウイニングイレブン 2019 シーズン」では、9月に幕張メッセにて開催される東京ゲームショーで、選手たちも参加するeスポーツイベント「eJリーグ ウイニングイレブン 2019 シーズン 公認 No.1 プレイヤー決定戦」が実施される。


 


■『ウイニングイレブン 2019』

 

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設立
2006年3月
代表者
代表取締役会長 東尾 公彦/代表取締役社長 早川 英樹
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3月
直近業績
売上高1940億1100万円、営業利益336億4700万円、経常利益348億9300万円、最終利益278億2800万円(2023年3月期)
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