マイネット、AI・データ分析ソリューションサービス「COMPASS」を提供開始 累計60タイトルの運営、データ分析・AI活用の知見・ノウハウを提供

マイネット<3928>とマイネットグループのAI開発企業であるmynet.aiは、オンラインコミュニティ事業者向けに、AI・データ分析ソリューションサービス「COMPASS(Community Personalization AI Solution Service)(読み:コンパス)」の提供を開始することを発表した。

マイネットグループは、オンラインゲームを中心として成り立つ、市場規模約1.4兆円のゲームアプリ産業において、国内最大級の累計60タイトルのオンラインゲーム運営、データ分析・AI活用を実施してきた。COMPASSは、これらの知見・ノウハウを活用し、オンラインコミュニティ事業者に対して、AI活用のための課題発見やコンサルティング、AIソリューションの開発、運用のサポートまでを一貫して提供する。



オンラインコミュニティ事業者がAI活用やデータ分析を利益貢献させていくためには、3軸の組み合わせが重要であり、マイネットグループではオンラインゲームにおいてそれぞれに以下のような実績を持っている。

1.コミュニティに対する全体施策の最適化
回遊施策の優良判断自動分析。複数あるデジタルコンテンツ回遊施策の中から、どれが本質的にユーザーの課金量を上げている施策かを定量評価する分析とその自動システム。優良な回遊を時系列クラスタリングで分別し、優良な施策と不良な施策で最大1.56倍もの回遊後LTVの違いが発生することを特定。優良施策と不良施策を自動腑分けしPDCAの高速化を実現。

2.パーソナルなマッチング
・ダンジョン難易度マッチAI
ゲーム内のダンジョンを、ユーザー1人1人のダンジョン突破率に合わせて個別に最適化しており、ダンジョンプレイユーザーの離脱率が5.5%改善し、ユーザーのヘビー化を7pt促進。
・カード需要ランキングAI
Eコマースで使われる協調フィルタリングの技術を応用し、ゲーム内のカードの需要を予測。予測に合わせて復刻ガチャのカード選定等を運営者が実施。

3.重要でロイヤルな顧客セグメントの特定とその行動予測
累計60タイトルの横断分析から確立した、人口予測性の高いロイヤルユーザーのセグメント設計・予測フレームワーク。ゲームサービス事業の根幹として、タイトルの売上予算策定、タイトル獲得シミュレーションで利用。

昨今のAIの取り組みでは、PoC(概念実証)だけで終えてしまう事例が多いなか、事業会社としての課題発見、データ分析に基づく内製AI開発経験を活かし、本質的にAIがオンラインコミュニティ事業者の事業に貢献する状態を創り上げていく。

なお、「COMPASS」は、すでに数百万ユーザーを抱えるコミュニティサービス事業者のキャンペーン参加効果分析とダッシュボード設計、また、別の数百万ユーザーを抱えるコンテンツプラットフォーム事業者の回遊施策自動分析に利用されている。今後、コンテンツ配信サービス・WEBサービス・オンライン教育サービスなどコミュニティを構築する必要があるオンラインコミュニティ事業者の利用を想定しているとしている。
株式会社マイネット
http://mynet.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社マイネット
設立
2006年7月
代表者
代表取締役社長 岩城 農
決算期
12月
直近業績
売上高87億1700万円、営業利益1億6800万円、経常利益1億2500万円、最終利益1億4300万円(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3928
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