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【CEDEC 2019】自分を成長させたければ組織の変化に飛び込め!…ディライトワークスジェネラルマネージャーが組織の変化と個人の成長の関係性を分析

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9月4日~6日の期間、CEDEC 2019が、パシフィコ横浜で開催された。1日目にあたる4日、ディライトワークスによる講演「あなたを飛躍的に成長させ会社からも正しく評価される方法」が行われた。
 
本講演では、ディライトワークス技術部のジェネラルマネージャーを務める田村祐樹氏が登壇し、技術者(主にプログラマー)が組織のなかで自分を成長させ、どのようにやりたいことを実現し続けていくかという方法を説明した。
 

▲本講演で登壇した田村祐樹氏。
 
今回の講演を行おうと思ったそもそものきっかけは、田村氏がいくつかの会社で経験してきた、組織の急速な成長に合わせ、そこに所属する個人も成長していくという気付きだ。この経験に基づき、会社が成長しているときにこそ、自身も成長するチャンスであることを紹介することが本講演の目的だという。

 
▲ディライトワークスに入社するまでの田村氏の経歴。


▲本講演の開催にいたった経緯。田村氏は、所属する会社が数十名規模から数百名規模へと成長していく過程を、これまでに2度も体験している。
 
成長中の組織は、常に変化が起きているものであるため、非常に不安定な環境ともいえるが、そもそも市場が変化を続けるため、会社が生き残っていくためにはこうした変化にいかに追従していくかが重要となる。
 
 
 
▲そして、組織の変化にあわせて、所属する個々人も変化していく必要がある。つまり、組織が変化するということは、組織図が変わり、個人の役職や役割が変化するため、それが成長のチャンスとなる。
 
 

▲「変化する環境がチャンスである理由はどこにあるのか?」という点については、ここから先の話で明示される。
 
仮に、その変化が予想外の悪い方向へ動く場合であっても、変化すること自体がチャンスであると田村氏は語っている。変化が激しい環境であれば、それを敏感に察知し対応することで、自身の成長のチャンスを得ることができる。
 
具体的なチャンスの内容のひとつとして紹介しているのが、組織の変化によって生じた役割や職責に対して、十分な人材がそろっていないという状況だ。
 
 
 
また、人が個人で頑張るだけでは成長の効率は良くないと田村氏は言う。例えばメインプログラマを目指している人が、リーダーシップの本をたくさん読んだだけでは目標とするポジションには就けない。人が成長するためには、実際にその立場に立ってみることが一番の成長の糧ということだ。
 
 
 
これだと、メインプログラマになりたければ、メインプログラマをやってみようということになるのだが、これでは鶏が先か卵が先かという話になってしまう。では、どのように立場を手に入れるのかという問いに対し、田村氏はシンプルに上司からどんどん仕事を引き受けていくことだという答えを提示した。
 
 
 
▲組織の再編や新規のプロジェクト、立て直しなど変化が生じているときこそが、仕事とともに権限と責任を引き受けるチャンスであると語る。
 
そして次に、その変化が好機なのか危機なのかを見極めることが、飛躍的に成長する方法につながると語られた。
 
ここで田村氏自身の体験を例に話が進められた。ゲーム業界に飛び込んだ頃の田村氏は、ひたすらゲームを作ることに専念していけば、その先に繋がっていくと考えていた。しかし、目の前の仕事に力を入れているだけでは、突然、“崖”が現れることがあると田村氏は感じたそうだ。
 
 
▲進んだ先に何も無いという感覚は、誰しも経験があるものではないだろうか。
 
この後、田村氏は入社3年目に十分なサポートもない状況でメインプログラマに就任し、当初は途方に暮れたものの、そこでメインプログラマとして成長できたというエピソードを紹介し、変化の激しい環境へ身を投じることの重要さを再度伝えた。
 
 
▲田村氏は、注意点として、この講演で伝えたいのは、今、自分がいる環境で成長するためにはどうするべきかであり、成長できそうな会社への転職を勧めているものではないと念押しした。
 
次に問題となるのは、自身のおかれた状況は成長のための好機なのかそれとも単なる消耗戦になってしまうのか、いかにして判断すべきかという点だ。ここで必要となるのは「権限」と「責任」であるとしている。
 
 
▲ここで挙げた「権限」とは、期日や人員、予算など、自身で操作できる変数であり、それらを決定する裁量を得ることができれば、自身の成長にとって絶好の機会となるとのこと。
 
ただし、裁量を持てたとしても、いくら開発を進めてもプロジェクトが終わらないという状況が発生することがある。こうした状況は、開発力に問題がないことが多いという。つまり、予算や人員を増やし、期日を延ばしたところで解決しない。
 
 
▲そこで、田村氏は糸井重里氏が主宰するウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」からの引用で、『MOTHER2』がこのままでは完成しないと判断した岩田聡氏が、手直しではなくイチからの作り直しを提案した話を紹介している。
 
自身に裁量があり、このまま進めても勝てないという状況が発生した際は、どうすれば勝てるのか考え、そのためにできることをすべて行い、勝てる状況を作り上げていくことが重要だと田村氏はまとめている。
 

 
ここからは、本講演の大きなテーマのふたつ目となる「正しく評価される方法」についての話に移っていく。環境の変化に対応して、成長を遂げたとしても、それが評価されなくては報われない。それを避けるために「正しく評価される方法」を取り上げている。
 

 
会社から評価を得るためには、前提として、会社がいま求めている成果を正しく理解している必要があるという。
 
 
▲右は組織が求める成果の一例を挙げたスライド。コストカットを求めている組織に対し、ただ売り上げを伸ばしたとしても、正当な評価を得ることは難しいだろう。
 
こうした意識共有のイメージとして、田村氏は組織が船であり、組織を構成する個人も同じ船に乗っているとし、船が目的地につくことが自身にとっても最大のメリットになると紹介した。
 
自身の目的を優先し、流れに逆らうようなことをしたところで、船の推進を妨げるだけであり、その行為は自身をも苦しめることになっていく。船がどちらを向いているのかを常に意識しながら行動していくことが大事なのだ。
 
 
▲スライドにも付け加えられているが、この話は組織や環境の流れに身を任せろということではない点には注意してほしい。
 
また、自身のやりたいことを組織に伝えても、受け入れてもらえないという状況が起こる。これは、発言力を支える信用や信頼が足りていない証拠であり、まずは結果を出し、周りからの信頼を得ていくことが大切となる。
 
 
 
かといって、成果を出してさえいれば何を言っても許されるわけでもないのも当然だ。あくまでも、組織が向いている方向を理解し、自分のやりたいことを上手に合わせていくことが大事であるという。
 
 
▲こうした考え方が合っているにも関わらず、結果が伴わない挑戦をしているときは、それは自分には向いてないということを自覚すべきであることも田村氏は言及している。
 
信用や信頼は、組織と個人の関係だけでなく、当然、個人同士の関係においても重要なものだ。ひとりでは実現が難しい事態に直面したとき、協力してくれる仲間がいるかが重要になる。そのためにも、「また一緒に仕事がしたい」と思われるような信頼関係を築いておくことが大切だ。
 
 
▲ここまでの「正しく評価されるための方法」に関する講演内容をまとめたスライド。
 
最後に、今回の講演全体のまとめとして、現状に満足することなく、常に変化し続けることの重要性を伝えている。成長するためには、今の自分に満足することなく変化に対応し続けていくことであり、自分を成長させられるのは自分しかいないということを意識し続けるべきだと田村氏は訴えた。
 
 
 
 
今回の講演を行なうにあたり、伝えたいことがかなり近い例としてこちらの文献が紹介されているので、興味のある方は、是非こちらも参照してみてほしい。
 
 
■「努力すればスキルが向上して上に昇れる」というのは幻想
https://www.furomuda.com/entry/20060301/1141182389
 
■「自分を飛躍的に成長させる状況」と「自分が潰されてしまう状況」の見分け方
https://www.furomuda.com/entry/20080417/p1
 
以上で、ディライトワークス技術部のジェネラルマネージャー田村祐樹氏による「あなたを飛躍的に成長させ会社からも正しく評価される方法」の講演は終了した。

 
​(取材・文 ライター:宮居春馬)
 

 

CEDEC2019公式サイト

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企業情報(ディライトワークス株式会社)

会社名 ディライトワークス株式会社
URL http://delightworks.jp/
設立 2014年1月
代表者 庄司顕仁
決算期
直近業績
上場区分
証券コード

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