マーベラスの音楽映像部門、7~9月は大幅な減収減益 『刀ステ』や『テニミュ』『あんステ』盛況も収益計上時期にズレ

マーベラス<7844>の音楽映像制作部門の第2四半期(7~9月)の業績は、売上高が前年同期比46.6%減の9億6100万円、セグメント利益が同53.7%減の2億7200万円と大幅な減収・減益となった。減収減益は、3四半期連続となる。前四半期(QonQ)でも同様だ。音楽映像制作部門は、例年、第2四半期と第3四半期に大きな収益をあげているだけに、今回の結果が気になるところだ。

 


「舞台『刀剣乱舞』慈伝 日日の葉よ散るらむ」「ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 全国大会 青学vs立海 前編」「『あんさんぶるスターズ!エクストラ・ステージ』~Destruction x Road~」を公演したにも関わらずの減収減益。何があったのか。同社によると、いずれの公演も盛況だったが、収益計上時期が第3四半期(10~12月)になるとのこと。

つまり、ステージ部門の業績は堅調だが、収益計上時期の遅れが業績に悪影響を与えたとのことで、次の第3四半期には盛り返してくることになりそうだ。次の四半期決算での注目ポイントになるだろう。

同部門では、このほか、TVアニメ「スター☆トゥインクルプリキュア」と2019年3月公開の「映画プリキュアミラクルユニバース」のパッケージ商品化、松本零士氏の作品「スタンレーの魔女」を原作とした舞台公演、「舞台『K』」「ミュージカル『薄桜鬼 志譚』」「ミュージカル『憂国のモリアーティ』 」のBD・DVDを発売した。

 


なお、下半期では、アニメプリキュアの劇場版最新作『映画スター☆トゥインクルプリキュア星のうたに想いをこめて』を10月より公開するほか、舞台『血界戦線』や『PERSONA5 the Stage』、舞台『刀剣乱舞』維伝 朧の志士たち、ミュージカル『テニスの王子様』3rd シーズン全国大会 青学vs立海 後編などの公演を行う予定。

 
株式会社マーベラス
https://www.marv.jp/

会社情報

会社名
株式会社マーベラス
設立
1997年6月
代表者
代表取締役社長 執行役員 兼 デジタルコンテンツ事業本部長 佐藤 澄宣
決算期
3月
直近業績
売上高253億4100万円、営業利益24億8800万円、経常利益29億3100万円、最終利益19億2500万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7844
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