【ゲーム株概況(11/7)】スクエニが大引け発表の2Q決算への先回り買いで反発 『ラブプラス EVERY』メンテナンス長期化でNJHDが大幅反落

11月7日の東京株式市場では、日経平均は小幅ながら3日続伸となり、前日比26.50円高の2万3330.32円で取引を終えた。市場予想を上回る純利益を計上したトヨタ<7203>が買われるなど、足元の決算発表を受けた個別物色の動きが活発化する展開となった。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、LINE<3938>やグリー<3632>、オルトプラス<3672>などが買われたほか、スクウェア・エニックスHD<9684>が4日ぶりに反発し、5000円台を回復した。スクエニHDは、前日11月6日に発表したコロプラ<3668>の決算において、共同タイトルの『ドラゴンクエストウォーク』が大きく寄与していたことから、大引け後の第2四半期決算の発表を期待した先回り買いの動きが出ていたもよう。

半面、そのコロプラは、9月中旬から『ドラゴンクエストウォーク』への期待を織り込んだ株価の動きになっていたこともあり、利益確定の売り物に押される展開となった。

また、子会社のゲームスタジオが受託開発したコナミデジタルエンタテインメントの『ラブプラス EVERY』のメンテナンス長期化を嫌気して、NJホールディングス<9421>が大幅反落し、14時に発表した2019年9月期通期の決算とともに明らかにした2020年9月期の見通しが大幅減収減益予想となっていた日本ファルコム<3723>も発表直後に急落する展開となった。

ほか、DeNA<2432>やドリコム<3793>などもさえない。


■関連銘柄
株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
https://www.hd.square-enix.com/jpn/

会社情報

会社名
株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
設立
1975年9月
代表者
代表取締役社長 桐生 隆司
決算期
3月
直近業績
売上高3432億6700万円、営業利益443億3100万円、経常利益547億0900万円、最終利益492億6400万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9684
企業データを見る
株式会社エヌジェイホールディングス(NJHD)
https://www.njhd.jp/

会社情報

会社名
株式会社エヌジェイホールディングス(NJHD)
設立
1991年12月
代表者
代表取締役社長 筒井 俊光
決算期
6月
直近業績
売上高106億5200万円、営業損益8億6900万円の赤字、経常損益8億6500万円の赤字、最終損益12億3100万円の赤字(2022年6月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
9421
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