【ゲーム株概況(1/14)】新作スマホゲームプロジェクト参画を材料にケイブが後場に急動意 3Q好決算でブロッコリーが大幅続伸 フリューは反落

1月14日の東京株式市場では、日経平均は3日続伸となり、前日比174.60円高の2万4025.17円と終値ベースで昨年12月17日以来の2万4000円台を回復して取引を終えた。米国が中国の「為替操作国」認定を解除すると発表したことで、米中関係の改善が進むのではとの期待が膨らみ、朝方から買いが先行した。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、ケイブ<3760>が後場に入って急動意を見せた。ケイブは、後場場中にフォワードワークスとKADOKAWA<9468>が協業で新たに始動すると発表した新たなスマホゲームプロジェクトの開発を担当することが明らかになったことが株価の刺激材料となったものの、大引け後に第2四半期決算の発表を控えていたこともあり、資金の逃げ足が速かったようだ。

また、enish<3667>やドリコム<3793>、アクセルマーク<3624>なども高く、ブロッコリー<2706>も商いを集めつつ大幅続伸した。ブロッコリーは、前週末に第3四半期決算を発表し、その通期計画に対する進捗率の高さが好感されたほか、「劇場場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム」の収益計上が期待される来期をにらんだ買いも入っているもよう。

半面、モブキャストHD<3664>の下げがきつく、ガーラ<4777>やボルテージ<3639>などもさえない。

前週末に国内証券によるカバー開始を材料に買われたフリュー<6238>は反落した。


■関連銘柄
株式会社ケイブ
http://www.cave.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ケイブ
設立
1994年6月
代表者
代表取締役社長 秋田 英好/代表取締役CFO 伊藤 裕章
決算期
5月
直近業績
売上高69億6300万円、営業利益2億4300万円、経常利益2億1300万円、最終利益25億7900万円(2023年5月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3760
企業データを見る
株式会社ブロッコリー
http://www.broccoli.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ブロッコリー
設立
1994年3月
代表者
代表取締役社長 鈴木 恵喜
決算期
2月
直近業績
売上高65億6300万円、営業利益2億8300万円、経常利益3億1200万円、最終利益1億6800万円(2022年2月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
2706
企業データを見る