シリコンスタジオ、19年11月期は売上高8%減、4500万円の営業黒字に転換 ミドルウェアライセンスで海外案件の契約取り止めや案件の期ズレが発生

シリコンスタジオ<3907>は、1月15日、2019年11月期の連結決算を発表、売上高45億9400万円(前々期比8.2%減)、営業利益4500万円(前年同期7億7100万円の赤字)、経常利益6000万円(同8億7400万円の赤字)、最終利益1億5800万円(同7億1500万円の赤字)となった。

なお、最終利益が膨らんでいるのは、特別利益として関係会社株式売却益600万円、投資有価証券売却益200万円、一部プロジェクトの開発中止に伴う受取補償金400万円などを計上したことに加え、繰延税金資産を計上して法人税等調整額8900万円を計上しているため。
 

各セグメントごとの状況は以下の通り。

①開発推進・支援事業…売上高26億3000万円(前年同期比9.3%減)、セグメント利益1億3200万円(同24.4%減)
ミドルウェアライセンス販売の売上高は、第4四半期連結会計期間中に契約締結を見込んでいた海外ゲームデベロッパー向け案件にて契約が取り止めとなってしまったこと、および別の案件にて契約締結までに時間を要し、期ズレが発生したため期初計画には届かなかった。しかし、注力分野である自動車業界向け事業の売上高は、前々期比で増加した。ネットワーク構築・運用などのサービスを提供するソリューション売上は減収となった。

②人材事業…売上高18億4100万円(同6.0%増)、セグメント利益3億7600万円(同2.0%増)
派遣先企業で稼働中の一般派遣労働者数は延べ3,161名、有料職業紹介の成約実績数は284名となった。

なお、2020年11月期通期の予想は、売上高45億7400万円(前期比0.4%減)、営業利益1億6000万円(同3.5倍)、経常利益1億6000万円(同2.6倍)、最終利益1億6000万円(同1.2%増)の見込み。
 
シリコンスタジオ株式会社
http://www.siliconstudio.co.jp

会社情報

会社名
シリコンスタジオ株式会社
設立
2000年1月
代表者
代表取締役社長 梶谷 眞一郎
決算期
11月
直近業績
売上高45億5400万円、営業利益2億3800万円、経常利益2億4600万円、最終利益2億円(2023年11月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3907
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