カオナビ、2020年3月期の最終赤字は3.27~4.27億円と下振れ 本社移転で建物と敷金で減損損失

カオナビ<4435>は、1月17日、2020年3月通期の最終赤字は3億2700万円から4億2700万円に拡大する見込みと明らかにした。従来予想の2億5500万円の赤字~3億5500万円の赤字との比較で、7200万円下振れとなる。前の期(2019年3月期)の実績(9600万円の赤字)と比較しても赤字幅が拡大する見通しだ。

事業拡大に伴う社員数増加への対応や顧客の利便性向上などを図ることにより、事業のさらなる競争力の強化を目的に本社の移転を行う方針だが、これに伴い、現本社の建物と敷金未償却部分に関して、減損損益を約7200万円を計上する見込みであるため、としている。

そのほかの項目については、売上高は26億円、営業赤字は2億5000万円~3億5000万円、経常赤字は2億5100万円から3億5100万円で従来予想から変更はないとのこと。