ユナイテッド、2020年3月期の最終益は8割超の減、12~13億円に トライフォート関連で減損、メルカリ株の売却益も減少

ユナイテッド <2497> は、2020年3月期の連結業績について、最終利益が12~13億円と前期比で82.9%減~81.5%減となる見通しと発表した。子会社トライフォートから非ゲーム系のアプリ受託開発事業を切り出した新設会社ブリューアスを取得したうえで、保有するトライフォート全株式を社長の大竹慎太郎氏に売却する事業再編を行う(関連記事)が、それに伴い、減損損失を計上する。投資事業の利益減も響く。

また、売上高は同25.7%減~22.0%減の205~215億円、営業利益が同54.9%減の50億円、経常利益が同55.7%減の49億円と大幅な減益となる見通し。前期においては、投資先のメルカリなどの株式売却益を実施したが、今期はそれに相当するものがなかった。ただ、収益性の改善と事業ポートフォリオの整理を実施したことで、今後の成長に向けた足場固めを完了したという。

 


なお、事業ポートフォリオの整理に伴い発生した特別損失の計上に伴う経営責任を明確にするため、1月から3ヶ月間にわたって役員報酬の減額を行うとのこと。


代表取締役会長 1名 : 役員報酬月額の50%を減額
代表取締役社長 1名 : 役員報酬月額の50%を減額
取締役 1名 : 役員報酬月額の30%を減額
取締役 1名 : 役員報酬月額の20%を減額
ユナイテッド株式会社
https://united.jp/

会社情報

会社名
ユナイテッド株式会社
設立
1998年2月
代表者
代表取締役社長兼執行役員 早川 与規/代表取締役兼執行役員 金子 陽三
決算期
3月
上場区分
東証グロース
証券コード
2497
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