富士山マガジン、19年12月期の営業益予想を1.87億→3.25億円と74%増額 配送コスト上昇の価格転嫁進む 増税の影響も想定より軽微

富士山マガジンサービス<3138>は、2019年12月期の連結業績予想を上方修正し、売上高44億円(従来予想43億0800万円)、営業利益3億2500万円(同1億8700万円)、経常利益3億3000万円(同1億8700万円)、最終利益は1億7000万円(同9900万円)とした。従来予想からの修正率は、売上高が2.1%増、営業利益が73.8%増、経常利益が76.5%増、最終利益が71.7%増とした。

同社では、雑誌定期購読サービスで利用していたヤマト運輸DM便サービスの利用禁止に伴い、割高な配送手法への切り替えへの変更を余儀なくされいてたものの、顧客である出版各社の協力を得られたことで想定以上に切り替えと価格転嫁が進んだ、としている。

また、消費増税に伴う法人の買い控えが当初予想よりも軽微であったことや、1月月初発売の雑誌の注文締日が年末の営業日の関係で12月末に前倒しになったことも上ブレ要因となった。