米国のモバイルゲーム会社Scopely、ディズニーから『MARVELストライクフォース』を製作したFoxNext Gamesを買収

グローバルに展開する米国のモバイルゲーム会社Scopelyは、本日(1月28日)、ザ・ウォルト・ディズニー・カンパニー(「ディズニー」)から『MARVELストライクフォース』を製作したFoxNext Games Los Angelesと、サンノゼのCold Iron Studiosを買収することを発表した。なお、具体的な取得額などは非開示。

この買収により、Scopelyのリアルタイムゲーム群に大ヒットゲームが新たに加わるだけでなく、開発中のゲームラインアップが拡大し、経験豊かなチームも参画する。FoxNext Games Los Angelesは、1作目の『MARVELストライクフォース』を2018年3月にリリースし、iOSおよびAndroidベースの人気モバイルゲームの上位に名を連ね、初年で1億5000万ドル以上を売り上げた。同スタジオはまた、ジェームズ・キャメロン監督の「アバター」に基づく壮大なマルチプレイヤー戦略ゲーム『アバター:パンドラ・ライジング』を製作中だ。

この買収にFoxの知的財産のライセンシングによるゲーム・タイトルのポートフォリオは含まれておらず、それらは引き続きディズニーのゲーム・ライセンス事業の一環として扱われる。ディズニーは、2019年の21世紀フォックスの買収により、FoxNext Gamesのゲーム・スタジオおよびライセンスを受けたゲーム・タイトルを取得している。

▼Scopely 最高売上責任者 ティム・オブライエン(Tim O’Brien)氏コメント
「当社はFoxNext Gamesのチームが制作した『MARVELストライクフォース』に感銘を受けていました。そのチームとともに、今後どのような作品を作ることができるのか、待ちきれない思いです。当社は、既存のビジネスを伸ばしていくことに加え、M&Aを通じてポートフォリオをさらに拡大することに前向きに取り組んでいます。そして、FoxNext Gamesによる、プレイヤーファーストの考え方は、いつまでも心に残るゲーム体験をお届けするという、当社が注力していることと合致しています。同社のワールドクラスのチームと力を合わせていけることを大変うれしく思っており、共に歩んでいく未来に期待を寄せています」

▼FoxNext Games 社長 アーロン・ローブ(Aaron Loeb)氏コメント
「当社の才能豊かなチームがほんの数年で築き上げ、成し遂げてきた実績を大変誇りに思っています。そして、基本プレイ無料(F2P)のゲーム分野における卓越した企業として名高いScopelyにふさわしい、優れたチームに合流することを楽しみにしています」。また、FoxNext Gamesのシニア・バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーであるアミール・ラヒミ(Amir Rahimi)氏は「FoxNext GamesとScopelyはいずれも、今後何年にもわたってプレイされることになるインタラクティブなゲーム体験を通じて、支持される世界観を生み出すことに全力を注いでいます。両社が共通して重視するものと、当社ビジネスの独自の強み、そして複数のゲーム・ジャンルにわたるScopelyのノウハウによって、私たちは今後さらに大きな成功を収めることができるでしょう」と述べています。買収手続きが完了次第、ローブ氏は新設されるエグゼクティブ職としてScopelyに入社し、ラヒミ氏はScopelyにおいてゲーム担当プレジデントとしてFoxNext Games Los Angelesのスタジオを統括します。
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