SEH&I、第3四半期の営業利益は22%増の4.4億円…出版事業中心に順調に拡大

SEホールディングス・アンド・インキュベーションズ<9478>は、1月28日、第3四半期累計の連結決算を発表し、売上高44億2100万円(前年同期比12.5%増)、営業利益4億4000万円(同22.5%増)、経常利益42700万円(同29.5%増)、最終利益22400万円(同5.1%減)となった。

主力の出版事業が好調に推移したことに加え、コーポレートサービス、人材サービス、投資事業が好調に推移した。最終利益はマイナスとなったが、減損損失が1200万円から4500万円に増えたことによる。

 


出版事業では、書籍の店頭及びオンライン販売、Webメディア・イベント及び電子書籍などの主要事業が引き続き好調さを維持・拡大したことから、売上高26億7600万円(同16.5%増)、セグメント利益(営業利益)5億5900万円(同33.4%増)と増収増益になった。

コーポレートサービス事業では、新規先からの売上増加が前連結会計年度に引き続き継続・加速していること、及び今期における組織再編や営業支援システム刷新によるマーケティング体制強化策が実り始め、売上高6億6800万円(同21.2%増)、セグメント利益(営業利益)5800万円(同110.3%増)と増収増益になった。

ソフトウェア・ネットワーク事業では、複数の新規事業立ち上げのための先行投資負担などにより、売上高5億3400万円(同13.8%減)、セグメント損益(営業損益)1億0900万円(同はセグメント利益300万円)となったが、第3四半期中に不採算事業からの撤退など事業見直しを集中的に行った。

教育・人材事業では、IT人材研修事業及び医療・介護関連人材紹介事業が期を通じて共に概ね好調に推移したことから、売上高4億4800万円(同19.0%増)、セグメント利益(営業利益)9000万円(同40.4%増)と増収増益になった。

投資運用事業では、有価証券投資運用額増加に伴う利息・配当金収入増加を主因に、売上高9300万円(同14.5%増)、セグメント利益(営業利益)6000万円(同13.7%増)となった。

2020年3月通期は、売上高55億円(前期比1.1%増)、営業利益4億円(同1.0%減)、経常利益3億7000万円(同0.8%減)、最終利益2億6000万円(同1.8%増)を見込む。

 
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