2019年の家庭用ゲーム市場は0.6%増の4368億円と微増 ハード減少もソフトがけん引 「ファミ通」調べ

ゲーム総合情報メディア「ファミ通」は、2019年(2018年12月31日~2019年12月29日)の国内家庭用ゲーム市場について、前年比0.6%増の4368.5億円と微増だったとの推計結果をまとめた。内訳は、ハードが6.2%減の1595.4億円、ソフトが5.0%増の2773.0億円(うちオンライン1104.0億円)だった。ハード市場は前年比マイナスだったが、2013年から2016年の市場規模を上回っており、依然として高い水準にあるとしている。 一方、 オンライン決済全体を含めたソフト市場は、 ダウンロード販売の拡大が続き、3年連続で昨年対比プラスとなったとのこと。
 


ダウンロード販売を含めた年間ソフトランキングは、372.6万本を販売した「ポケットモンスター ソード・シールド」(ポケモン/2019年11月15日発売/Switch)が他のタイトルと大きく差をつけ、首位を獲得した。

続く2位には「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」(任天堂/2018年12月7日発売/Switch)がランクイン。年間販売本数は137.2万本と、2018年から2年連続でミリオンタイトルとなった。ダウンロード版を含む累計販売本数は404.2万本とNintendo Switch向けソフトでは唯一の400万本突破タイトルとなり、 歴代1位となっている。上位2タイトルがミリオンヒットを達成したことで、Nintendo Switch本体の販売もけん引した。

ハード市場では、 Nintendo Switchの携帯版にあたるNintendo Switch Liteが登場し、9月の発売から4ヵ月で104.5万台を販売した。2機種合計で449.4万台を売り上げ、 昨年に続き年間販売台数のトップとなった。2017年3月に発売された同ハードは、3年目となる2019年も、 前年を1.3倍上回る好調な結果となっている。 なお、2位のプレイステーション4は、年間119.6万台を販売した。

2020年は、「あつまれ どうぶつの森」(任天堂/2020年3月20日発売予定/Switch)や「ファイナルファンタジーVII リメイク」(スクウェア・エニックス/2020年4月10日発売予定/PS4)といった期待の新作が登場予定。 ハード市場も、 プレイステーション5とXbox Series Xの発売が発表されており、ゲーム市場の新たな盛り上がりが期待される。
 
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設立
1954年4月
代表者
代表執行役社長CEO 夏野 剛/代表執行役CHRO兼CLMO 山下 直久
決算期
3月
直近業績
売上高2554億2900万円、営業利益259億3100万円、経常利益266億6900万円、最終利益126億7900万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
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