ブロッコリー、第4四半期の営業益は6200万円と赤字から一転して黒字見通し 売上高も20億円超えと直近で最も高い水準に

ブロッコリー<2706>の第4四半期(2019年12月~2020年2月)の連結業績は、売上高20億4400万円、営業利益6200万円、経常利益7100万円、最終損益9200万円の赤字となる見通し。同社が3月31日に開示した2020年2月通期の業績予想に基づいて計算したもので、売上高については、久々の20億円超えとなり、2017年2月期以降で最も高い水準となったもようだ。

2月19日に開示した業績予想では、売上高16億6500万円、営業損益2億1800万円の赤字、経常損益2億0200万円の赤字、最終損益1億7000万円の赤字としていたが、一転して黒字で着地する見込みとなった。

2月に開催したイベント会場でのグッズ売上が好調であったことに加えて、「劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジ LOVE キングダム」関連グッズに係るロイヤリティ精算が製作委員会から行われたことにより利益が向上した、としている。人員増強やコンテンツ開発費など先行投資をこなしての黒字となる。

また、その他仕掛中の案件の一部においても将来の回収可能性などを厳しく見直しており、その開発費用について見込んだ損益については、特別損失に計上する見通しとなったという。

なお、「劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジ LOVE キングダム」については、興業収入とパッケージ商品の収入配分は引き続き2021年2月期の上半期内に精算する見込みになっており、第1四半期(3~5月)の業績にも大きなインパクトを与えそうだ。

同社の四半期別売上高と営業利益の推移は以下の通り。

 
株式会社ブロッコリー
http://www.broccoli.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ブロッコリー
設立
1994年3月
代表者
代表取締役社長 鈴木 恵喜
決算期
2月
直近業績
売上高65億6300万円、営業利益2億8300万円、経常利益3億1200万円、最終利益1億6800万円(2022年2月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
2706
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