スマホゲーム上でビデオチャットができる「Bunch」、セッション数が50倍以上に増加 SDK導入で既存タイトルへの機能追加も


 
スマートフォンゲーム上でビデオ/音声チャットができる「Bunch」開発のgameroomは、コロナウイルスの影響で同社のアプリの利用者が急速に増加していることを明きらかにした。

同アプリの2月のセッション数は数千回程度だったものの、3月に入ると数百万回と大きく増加したという。またApp Storeのsocial appのカテゴリーにおいて、17カ国でTOP20に入り、App Storeの全体のカテゴリーにおいても10カ国で100位以内にランクインするなど注目を集めているようだ。

同社は「Bunch」の急激な普及を、自粛が続く状況で人との繋がりを求める欲求から利用し始めたと見ているようだ。



▲『Brawl Stars』プレイ時の様子。ゲーム中であってもビデオチャット画面に簡単に切り替えが可能になっている。



同アプリ自体には『Pool』『Mars Dash』『Draw Party』『Trivia』『Flappy Bird』といった複数のカジュアルゲームを内蔵している。またAndroid版であれば『Mario Kart Tour』、『PUBG』、『Brawl Stars』、『Minecraft』といった有名タイトル上でも同機能(※)の利用が可能とのことだ。

(※)iOS版は現在音声のみ。

またiOS版に関しても「bunch sdk」をゲームに導入することことでビデオチャット機能の対応を進めているようだ。実際にマルチプレイで遊ぶ前提で設計した『Spaceteam』では近日中にiOS版でのビデオチャット機能を実装する予定だという。

同社は、ソーシャルゲームインフォの取材に対して、「この危機的な状況の中、ゲームを通して世界中の人を繋げることが私達の使命です。お互いに離れている時でも、ゲームは友達を身近に繋いでくれる素晴らしい方法です。私達は日本のゲームのファンで、日本のゲームコンテンツとコラボをし、日本のユーザーにも今あるゲームをより楽しんでもらえるようにしたいです』とコメントしている。

gameroomは、海外の大手ゲーム会社Supercell、Tencent、Riot Games、Miniclip、Colopl Next などから11月に$3.85 millionを調達、過去の調達額とあわせると800万ドル以上を調達しており、その期待の高さが伺える。また現在の世界情勢を踏まえると、今後はより大きな注目を集めそうだ。

なお、今後『Bunch』に対応して欲しいタイトルは、Twitterでハッシュタグ #bunchupをつけて投稿して欲しいとしている。


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