エディア、2020年2月期は営業赤字が5.1→1.7億円に縮小…不採算ゲーム閉鎖とコミック・電子書籍拡大で収益改善 「構造改革は過渡期」

エディア<3935>は、4月14日、2020年2月通期の連結決算を発表し、売上高24億5400万円(前の期比22.4%増)、営業損益1億7600万円の赤字(前年同期5億1600万円の赤字)、経常損益1億9700万円の赤字(同5億4200万円の赤字)、最終損益2億0600万円の赤字(同11億1700万円の赤字)と増収・赤字幅縮小となった。

 


同社では、不採算ゲームを閉鎖する一方、収益性のあるゲームサービスとコミック・電子書籍の伸びに加えて、コスト削減に注力した結果、グループ収益は改善した、としている。構造改革は途上であるとし、引き続き行っていくという。

ゲームサービスでは、『アイドルうぉーず~100人のディーバと夢見がちな僕~』等の運営移管を受けたタイトルにより売上高は堅調に推移している。

本格ナビゲーションアプリ 『MAPLUS+声優ナビ』で「ゆるキャン△」より「各務原なでしこ・志摩リン」のボイスコンテンツ、アイドルグループ「NMB48」より「白間美瑠」「山本彩加」「山田寿々」のボイスコンテンツ、アニメ「とある科学の超電磁砲T」から「御坂美琴」「白井黒子」のボイスコンテンツを追加するなど、再成長に向けた施策を継続した。

また、新規事業として漫画動画プロジェクト『ミルコミ』を立ち上げ、漫画動画関連事業に参入しYouTubeチャンネル『Cawaiiカレッジ!(カワイイカレッジ!)』『アリエネス』『ココロデイズ』の配信を開始した。

ティームエンタテインメントでは、自社の女性向けCDレーベル「MintLip(ミントリップ)」より『DIG-ROCK(ディグロック)』シリーズが堅調に推移し、CD販売に加えてグッズ販売も好調であり収益に貢献した。

一二三書房では、人気シリーズ『転生貴族の異世界冒険録 〜自重を知らない神々の使徒〜』の続編や、ライトノベルをコミック化した『千のスキルを持つ男 異世界で召喚獣はじめました』、人気IPの「鬼滅の刃」のライセンスアウトを受けて発売したグッズの販売などが好調だった。
株式会社エディア
http://www.edia.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社エディア
設立
1999年4月
代表者
代表取締役社長 賀島 義成
決算期
2月
直近業績
売上高24億9400万円、営業利益1億2300万円、経常利益1億1300万円、最終利益1億800万円(2022年2月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3935
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